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韓国大停電の教訓
Date:2011-09-17(Sat)

今日で議会の一般質問が終了した。看護学校の大学化や防災の質問が多かった。意外にも、原子力に関する質問が少なかったが、河瀬市長の原子力に対する思いが、あらためて明らかにされた。これも、今の敦賀市の厳しい環境の表れと思う。

ただ、事務当局の中期財政計画の見通しの甘さと議会答弁は、今後に不安を残す。あくまでも財政を担う部署は、市長とは違い、この時代、厳しく危機感をもって運営にあたってもらいたい。

厳しい残暑が続いている。ただ、日没は日に日に早まっており、虫の声も、日中はまだセミが幅を利かせているものの、夕方以降はスズムシやコオロギの声が聞こえてくる。確実に秋の足音は近づいている。原子力とともに歩んできた来た敦賀市にとって、その状況判断が、大事だという事に他ならない。

この時期の電力供給は難しい。冷房需要が減り、電力需要が低下する。電力需要が急増する6月と同様、減る時期も神経を使う。15日、韓国で、全国的に発生した大停電。病院、道路、エレベータなど、各地で大混乱となった。韓国ながら「他山の石」にすべきだ。

電力マンの腕の見せどころでもある。腕の見せ所と書いたが、市民生活にとってきっても切れない電力の供給は、電力会社にとって、停電は絶対に許せない。それだけに給電所では、予備率の確保などあらゆる対応策を張りめぐらし、危機管理に万全を期している。

この夏は、国民の節電意識も高かった。どれほど電力会社の需給運営に役だったか、計り知れない。あらためて日本人の意識の高さを思った。市民生活でも、敦賀市役所の節電もさることながら、保育園、幼稚園、学校から、老人ホームまで、年齢を問わず、場所を問わず、意識レベルの高さには、感心させられる。これが通常の生活レベルで実施されているのも驚きだ。危機管理に対応した国民意識でもある。

ただ、一方、電力会社なりに、火力発電などフルに活用した需要カーブの調整で危機をしのいだ。敦賀の火力発電は、昨年に続き大活躍だ。余談だが、石炭の取扱量の多さは敦賀港の優位さにも貢献している。

専門用語で恐縮だが、大停電を英語でブラックアウト(Blackout)という。普通、特定地域がすべて停電になった場合をいう。全国単位のブラックアウト(Total Blackout)を防ぐため、地域別に電力を順に遮断するのはローリングブラックアウト(Rolling Blackout、輪番停電)を実施する。これは大停電を防止する危機管理の最後の手立てだ。なぜ、この措置を取らなかったのか、調べてみたい。

いずれにしても敦賀市の原子力問題は、国のエネルギー政策以上に街の将来を左右する最重要課題。新設、高経年化、研究炉に再稼動と、あらゆる課題がつきまとう。国民的な冷静な議論と現実的な対応をのぞむが、一方で、市の財政運営、将来を見据えた危機管理など、敦賀市民の立場にたった対応も必要だ。
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