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改正NPO法
Date:2011-10-24(Mon)

昨日は、曇り。自転車を早朝、立石に走らせると汗がにじみでる。気温、20度前後、湿度が高い。西浦のコースはアップダウンと、海と山、往復すると約30キロ、ほどよい疲れを感じることができる。書き出しを探っている。

走らせながら思い出していたのは、一昨日、市立図書館で開催された気比史学会の市民歴史講座。内容は、現在の大河ドラマにあやかってか、福井とも馴染みが深い戦国武将、柴田勝家とお市の講座。

およそ8年にわたった勝家の越前統治とわずか一年のお市の生活を古文書をもとに誠実に語ったのは、福井大学特命教授の松浦 義則 さん。中世の歴史に関しては、敦賀短大の外岡教授を上をゆく福井の第一人者だ。小説とは違った史実ともいうべき世界だが、それでも、人の世のはかなさを感じる語りだ。

話を発展させて、中世と言えば必ず登場するのが信長。敦賀には訪れている。「人間五十年、下天(げてん)の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」。誰もが思い浮かぶ織田信長の舞の一節だ。解説すると、「人の世の50年は天上ではたった1日のことであっという間だ」とか。勝家とお市、信長、いずれも、この世のはかなさを感じる語りとなる。

またまた、前置きが長くなった。昨日は昼、勝家の福井市で過ごした。民主党福井県連の勉強会のためだ。

内容は、NPO法人への寄付を税制面で後押しする改正NPO法の勉強会。福井県、敦賀市などの各自治体の担当者を招いての勉強会でもある。

講師は、社民党から無所属、そして今月、民主党へ入党した辻元清美衆議だ。「総理、ソウリ…」の国会での追及は有名だが、辻元さんは早稲田大学時代にNGO「ピースボート」を立ち上げて以来、市民活動、NPOに関しては、日本の第一人者といってもいい。

現在、国会のNPO議員連盟の幹事長をしている。今回のNPO法改正の最大の功労者でもある。90年当時、NGO組織の実践では第一人者、この当時も原子力発電には、反対運動の最右翼。それでも、欧米のNPO法に明るかった。連合の役員と高田馬場にあった事務所に訪れてたことがある。

東日本大震災前後と成立するまでの、国会の生々しい話をなじませての全会一致に持ち込んだ経緯などの説明が続いた。東日本大震災後の復旧で、国、自治体、警察、自衛隊はもちろんだが、ボランティアの存在も大きい。その運営主体のNPOも忘れてはいけない。

改正NPO法の内容は、全国約4万3千のNPO法人のうち、寄付優遇税制を受けられる認定NPO法人は、現在、二百を超えるほどしかない。改正法は、認定NPO法人を大幅に増やすため、認定の権限を国税庁から都道府県と政令指定都市に移し、手続きを迅速化する。また「事業収入のうち寄付が5分の1以上」という認定基準を緩和し、「3千円以上の寄付をした人が100人以上」「条例指定」を加える。というもの。

改正の目的は、NPOの促進にほかならないが、寄付優遇税制の拡大とNPOの税控除で、内容は難解。活気的なことと、理解できるが、漢方のようにじわじわときいてくるのではないか。それほど、まだ私には理解不足だ。

冒頭の話に戻すが、桶狭間の合戦を前に、「人生五十年…」、信長がこの一節の舞を披露、その後に出陣した、と「信長(しんちょう)公記」などに記されている。死を覚悟しなければならない状況の中で、信長は何を思ってこのくだりを謡い、そして舞ったのか。

この世のはかなさは昔から文人らがさまざまな形で語ってきたが、達観するのは難しく苦悩が消えることはまずない。現代でも、少子高齢化に人口減少、さらに東日本大震災は、数々の試練を国民に与えている。それだけに人々の絆が大事になる。これまでは町内、消防団などの組織だが、NPOは、絆を深める新たな組織として定着するか、まさにこれからだ。

現代も「夢幻のごとく」の人の世だが、人々の絆で乗り切りたい。そのひとつがNPOだ。
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