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大阪の栄枯盛衰は、敦賀にも影響する。
Date:2011-11-30(Wed)

毎朝、大阪に特急サンダーバードで通勤する敦賀市民も少なくない。新快速で大阪の観光客も増えた。敦賀市はよくも悪くも地政学上、大阪の影響を受ける環境にある。敦賀1、2号機の電気を送っている。東洋紡や永大の本社は大阪だ。パナソニックも大阪だ。

関電の筆頭株主である大阪市の脱原発の動きはどうなるのかまだまだ未知数だ。いずれにしても、民間を中心に人の交流など大阪の栄枯盛衰がこれからも敦賀市にも影響を与えることは必至だ。

大阪のダブル選挙は、選挙中、友人に聞いても、相当の大差が予想できるほど、終始「橋下劇場」だった。「都構想」という大胆な改革案を掲げ、「大阪を東京と並ぶ日本のエンジンに」と訴えた橋下市長。言動が刺激的な橋下流政治。わかりやすい。

「ニューヨークにもロンドンにも勝てる大阪に」という言葉はわかりやすい。橋下氏らの言葉を、府民も市民も選び取った。大阪の危機感と変革への期待の表れは、生活保護者の多さからも今の大阪の状態との裏返しでもある。

歴史を振り返っても、明治維新の廃藩置県では、諸大名への貸金が帳消しとなり、「大坂」の両替商の多くが倒産。綿花の輸入自由化で農業、工業も打撃を受けた。だが、そうして生まれた労働力や遊休地で近代産業を興す。繊維産業もその中心だった。その勢いで東洋紡が敦賀市に昭和9年進出。

戦時中、空襲で市街地の大半が焼けても復興では全国をリード。永大、旧松下こと、パナソニックの敦賀市への進出も戦後の大阪の復興を基盤としている。

ただ、大阪万博はその象徴だったが、凋落も早かった。今も長いトンネルにいる。関西の不況は製造業の停滞となって敦賀にも影響している。

日本の栄枯に先んじてきた大阪の「次の反転」を橋下氏に託した。新市長は「大阪都構想」で府市を再編すれば世界と勝負できるという。確かに二重行政はムダだが、制度改革で抜け出せるほどヤワなトンネルではないと思っている。

大阪再生に欠かせない人づくりも、けんか腰の教育基本条例はなじむだろうか。府市議会で最大の勢力を持つ政党が首長をも独占するという危うさもある。橋下氏の脱原発のマニフェストも敦賀にどう影響を与えるか、長い冷静な目で対応したい。

よくも悪くも大阪の栄枯盛衰は、必ず敦賀に影響する。橋下劇場もより大きな存在となるか、敦賀からも目がはなせない。 
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