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難しい時代の総合判断…
Date:2011-12-04(Sun)

敦賀ラーメンの響きはこの時期、もっともふさわしい。寒い日はラーメンが恋しい。今月は地球温暖化防止月間。考えさせられる12月だ。

世界気象機関(WMO)の予測によると、今年の世界の平均気温は、観測史上10番目に高くなりそうだ。北極海の氷の体積が最小になった。ロシアでは平均より4度も高くなった地域がある。アフリカで干ばつが起き、東南アジアは大洪水だ。

温室効果ガスを減らすためにどうすればいいのか。南アフリカで開かれている国際会議は各国が「お家の事情」を主張し合うばかりで前に進まない。日本も福島の事故で、この件は棚上げしたかのような状態が続いている。

福島県が県内にある原発10基を、原発を抱える13道県のなかで、廃炉宣言は初めてである。同県の「脱原発」の流れは一貫している。8月の「復興ビジョン」で「原発に依存しない社会」を打ち出し、10月の県議会は全基廃炉の請願を採択した。

請願には脱原発は県民のほとんどの意志と受け止めていいだろうが、なかには地域振興や雇用面も含め、そのあり方を模索していると聞く。ただ、福島県内での再稼働の道は当分閉ざされたとみていいだろう。

一方、野田首相は、所信表明演説で「原発への依存度を引き下げていく」としながらも、安全性が確認された原発は「再稼働を進める」と断言した。さらに国連の原子力安全首脳会合で「原発の安全性を世界最高水準に高める」と踏み込んでいる。

福島県の廃炉宣言は心情的にも現実的にも重く受け止めなければならないが、日本の置かれた環境や資源小国など、その道筋はだれも描ききってはいない。当然、もんじゅの廃炉を簡単に口に出すのもおかしい。それほど難しい課題のなかにあるという、二者択一の時代ではない。

また、敦賀市の行政もこれまでの交付金ありきの潤沢な財政運営の時代は終ったみていいだろう。いかに福祉、教育、医療、子育てを維持するか。至難の技である。このことを肝に命じて、時局を判断できるようにしたい。

いま、温暖化の国際会議は見通しが立たないまま、会議が踊っている。地球がラーメンのように釜ゆでになってしまっては困る。折しも国内では「冬の節電」が始まった。地球は温めず、暮らしを温かく。それも難しい選択が続く。本当に難しい時代の中で、将来を見越して、総合的に判断できるか、それほど岐路と考える。
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