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マッチ売りの少女
Date:2011-11(Sun)

朝の寒さが極めて厳しくなってきた。野坂山も今年、初冠雪とでも言おうか、今日は少し緩むとか。

ところで、鈴木宗男元代議士の「政治は弱いもののためにある」という言葉をある演説で聞いた。妙に説得力がある言葉だ。

特に今の状況下、政治家の役割は大きいが、今の時代、有名な冬の童話であるアンデルセンの「マッチ売りの少女」がぴったりと合うような気がする。

雪降る夜の街で、マッチを売る薄幸な少女。凍える体を温めようと擦ったマッチの揺れる灯に、つかの間の幸せな幻想を見る。次の朝、少女は亡きがらとなって見つかる。

社会保障と税の一体改革と言っても、言葉に迫力が今ひとつ、感じられない。自民党も公明党も政局にしようとして論議が進まない。この先の将来がマッチ売りの少女の翌朝の姿では困る。

マッチを擦ってちょっと一服という愛煙家の姿も見かけなくなった。
私の世代はこのかっこよさで煙草にのめり込んだ。

マッチも家庭での存在感は少ない。電池ぎれのストーブの火をつけるくらいか。マッチを知らない子ども世代。片や、マッチと言えば、マッチ箱に書いてあった懐かしい店の名を思い出す世代。そんな世代間格差で済めばいいが、少子高齢化の世代間格差はずしりと重い。

社会保障制度で、世代間格差が問題になっている。今や少子高齢社会。社会保障は損得の問題では計れないという指摘もあろうが、支え手である若い世代の重荷と不公平感を放っておくわけにはいかない。

国の年金、敦賀市が運営管理する国民健康保険、介護保険さらには、福井県が運営管理する後期高齢者医療制度と地方でも税率の値上げが議論され、やむ得ないとの結論で、若干のアップが繰り返されるのが現状だ。

国民健康保険財政は、市や町に運営主体が委ねられているが、もほや限界と言って何年が過ぎただろうか。民主や自民や、公明と言っている場合ではないがいっこうに議論が進まない。ねじれ国会もいいが、またぞろ、政権争いの気運が漂ってきた。

小沢元幹事長は野田政権に鉄槌が下るとか、民主党内もざわついてきた。地方議員としては情けない限りだ。一方で、法的拘束力のない問責決議の可決で閣僚が辞任するのは、本来望ましいことではない。自民党などは2閣僚が辞任しなければ、来年の通常国会で審議拒否する方針を示しているが、これも筋が通らない。

マッチ売り少女のような童話だけは避けたいと思わないのか、そういう地方でも同じようなことが繰り返してはならないと肝に命じたいが…。
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