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原子力発電への必要以上の政治介入は不安と混乱を増大させる…
Date:2011-12-18(Sun)

年の瀬を控え、野坂山もすそのまですっぽり雪化粧。もすっかり真冬の装い。電力不足や省エネルギーが叫ばれる昨今ではあるが、暖房器具や加湿器がここぞとばかりに活躍を始めた。

木枯らしの季節になると思い出す歌がある。ヒューンヒューンヒュルルンルンルンルン~のフレーズが印象的な「北風小僧の寒太郎」。先日、NHKのキャスターがラジオで歌っていた。まさに「冬でござんす」だ。

寒太郎がやって来るのは冬本番、小学校の頃は半ズボン、膝小僧に風は容赦なく、自然と駆け足になったのを思い出す。

昨日は朝、雪が舞う北陸道を北上した。越前市で「原子力・エネルギーの安全と今後考える会」の準備と講演から始まった。

日本原子力学会・原子力安全部会の阿部清治部会長が「福島第1原子力発電所の炉心溶融事故 なぜ起きたか 何が今後の課題か」と題して講演した。

阿部氏は、過去400年間の津波しか評価していなかったことをあげ、福島原発事故の原因を「設計基準津波の過小評価」と指摘する一方、「10万年に1度の津波を想定するより、高所に非常用電源を設置するなどの対策の方が現実的だ」とした。現実論としの安全性を高める方策を示し、現在、敦賀など原子力発電所がとった緊急対策を評価した結果となった。

また、各原子力発電所が行っているストレステスト(耐性検査)の実施など政治的判断が原子力規制に介入したことを批判し、「規制当局が政府と原子力業界から独立し、自分たちで安全審査指針を作るべきだ」と提言した。国で来年4月から組織化される「原子力安全庁」を評価しながらも、安全庁自らも指針を作成すべきと断定した。

私が3月11日以降、各所で福島の事故の評価や教訓、さらには、提言まで踏み込んでの講演で、関係者としての率直に語り、そのあり方まで提言していたことは、高く評価したい。原子力発電もまさに冬、本番だ。どう安全、安心に力を尽くし再稼動にむかうか、正しい情報で語る関係者の発言が大事となる。私も安全、安心の観点で政治の介入は、かえって現場を混乱させ、国民を不安に落とし込む状況が今日と思っている。

今日も北風は冷たい。今年も口笛を吹きながら寒さが急にやって来た。寒さはまだまだこれからが本番。風雪に負けずに気を張り、うがいや手洗いを忘れず、風邪やインフルエンザを吹き飛ばしたい。冬でござんす。
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