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画竜点睛
Date:2012-01-04(Wed)

今日から仕事始め。大阪、東京、群馬、長野、四国と放浪の旅を終えて先ほど敦賀に戻った。私ごとで恐縮だが家族全員と過ごすほど、いいものはない。今年は、息子の結婚で家族が増える。これも良し。不思議な感情だ

ところで、今年は辰年。私の干支でもある。「竜」の字を当てて「昇竜」と威勢よく、行きたいが、そんなためしなどない。危なっかしい。

「画竜点睛」という言葉がある。正直、かけない。寺の壁に描いた竜が瞳を描き込んだ途端、天に飛び去ったというのが画竜点睛の故事。

物事の肝心なところ、あるいは最後の仕上げの意味で、今年を占うのにふさわしい言葉ではある。

しかしだ。一方で、「画竜点睛を欠く」として使われる。画竜点睛を欠くとは、ほぼ完成しているが、肝心な一点が抜けているため、全体が生きてこないこと。「画竜」は「がりゅう」とも読む。私の誤りは、ここからでもある。「点睛」を「点晴」、「欠く」を「書く」とするのは間違い。どうもしまらない。

「画竜点睛を欠く」。私ではないが、ここまで積み上げてきた原子力政策を、福島の事故が大きかったとはいえ、世論に迎合する政策の転換がよいのか、疑問に思っている。

まずは高速増殖炉もんじゅだ。このまま終わらせていいのか、少資源国、日本のある意味では生命線でもある。一兆円以上も投資し、安全性を高め、ストレステストを受けようとするプラントだ。まさに画竜点睛のこの時期にイメージの世界で議論される不幸を私は憂う。

辰年を干支では壬辰。「壬」は孕むの意で、事がますます重大になることを表すとともに、事に当たる、任ずる意味も内在し、多くの課題に当たる人物が輩出してくることを表す。もんじゅは、次への大きな人材育成プラントでもある。

正直、申し上げて、民主党政権のエネルギー政策には疑問だらけだ。本を読むと、「竜」は十二支のうち唯一架空の動物で人の心が生み出した。霊獣とされる半面、シカの角、鬼の目、タカの爪などの寄せ集め。

怪物でもあり、正体を見極めようとすればぼやけてしまう。今年がどんな年か。見極めるには本当に難しい。敦賀にとって、いまほど、危機感と将来を見定める目がいまほど必要なときはない。
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