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岡田副総理と敦賀
Date:2012-01-17(Tue)

昨日は、新春の敦賀商工会議所の講演会。地元、若狭町の伊藤忠商事の会長まで登りつめた小林栄三さん。内容は今日の商工会議所の懇談会合わせて、書きたい。昨日は、民主党の党大会、内閣改造もあり、岡田副総理に話題を絞りたい。

前回の衆議院議員選挙前か、最中か、忘れたが、当時は野党だった民主党の岡田克也さんが、JR敦賀駅前で演説した。街頭演説の内容は分かりやすかった。ただ、駅前広場に結集するのは大半が動員。足を止める人は多くはなかった。政権交代に国民の期待が大きくもあったが、人を引きつける華が乏しいと感じた。

その前年、県連幹事長代行ということもあり、JR武生駅から福井駅まで岡田さんを車で半日、エスコートしたことがある。厳しい方でスケジュールの変更を秘書に伝えなことに対して、「演説会場の変更と時間配分を自分は、考えている」と、しっかりとしかられた。

というのも、岡田さんは、話す項目を会場毎に細かくメモっていたのだ。①から⑤と大項目、時間と会場に合わせて内容を変える緻密さだ。街頭演説と民主党支持者前では微妙に話すことを変えている。

党本部の役員が福井県に来られて、小沢さん、菅さん、鳩山さんをエスコートしたこともあるが、まずは「ご苦労さん」から始まり、終始、にこやかに接してくれる。ときたま、疲れているのか、不機嫌こともあったが、怒ることなかった。

出張の折、新宿か、都内の書店で偶然見掛け専門書の書棚を見詰める姿にうわさ通りの生真面目な雰囲気を感じたが、有名人がまとうオーラのようなものが全くないのが逆に印象に残った。

「政治家として心から尊敬、敬愛し、人間として信頼している」「ぶれずに、逃げないで結論を出せる人」。最大級の賛辞を添えて、野田佳彦首相は改造内閣の副総理に岡田さんを迎えた。

岡田さんに熱い視線を送っているのは野田首相だけではない。昨日の福井新聞の全国世論調査(共同)で、岡田副総理に「期待する」と答えた人は6割に上った。野田内閣支持率が浮上しないなかで、岡田さんへの期待はどう理解すればいいのだろう。

野党の自民支持層でも期待が過半数を占める。他の質問項目の回答と併せてみれば、期待の多くは、担当する行政改革や公務員制度改革、社会保障改革の推進に対して、と考えるのが妥当だろう。

早速、国会議員歳費を削り、政党交付金にも切り込む考えを明らかにした。岡田さんの起用は国民への発信力も期待してだという。野田首相のどじょう宰相ともども派手さには欠ける「二枚看板」。売り物の誠実さと原理原則を曲げない姿勢を失えば、厳しい審判が待っていることは確かだ。

昨日の民主党の大会で「民主党が崖っぷちというよりも日本が、国民が崖っぷち」と野田首相は語った。確かにその通りだ。が、民主党も明らかに崖っぷち。それでも、党利党略で考える場合ではない。岡田さんとともども、エネルギー政策こと、原子力政策も安全最優先にも現実的に将来を見越して、考えてほしいところだ。

余談だが、政権交代前、JR福井駅の新幹線ホームを前にして、岡田さんに、私が「北陸新幹線もお願いします」と言うと、「財政難の今の時代、新幹線が日本にとって重要か」と意外にも、まっすぐな答えがかえってきた。本当に真剣に日本を考える方であることは確かだ。
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