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自然エネルギー、火力、原子力のバランス
Date:2012-02-20(Mon)

昨日は、早朝より晴れのいいとなった。とはいっても夕方には雨雪、そろそろ春も近いのか。二十日ほどで東日本大震災から1年となる。多くの想いが交錯するだろう。なくなった方にはご冥福を祈りたい。

一方で復興支援をうたうグリーンジャンボ宝くじが発売中である。震災時の資金調達に宝くじを使うのは阪神大震災、新潟県中越地震に続いて3例目だが、いいアイデアだ。

そろそろ発売と思っていたが、買う気になる宝くじだ。くじがはずれても、被災地に寄付したと思えば慰めになる。今回のグリーンジャンボは、1等の3億円に前後賞を合わせて史上最高の5億円が当たる。見込まれる収益金のうち被災地への分配は88億円。これはでかい。

ところで、昨日は昼からは越前市で「原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会」。

第4回勉強会 で講師は、松原弘直氏(環境エネルギー政策研究所理事・主席研究員) 、演題は、「自然エネルギーの現状と課題、その解決策」。

自然エネルギーの普及・技術・コストの現状と今後の可能性、そして、長期シナリオ(2050年 自然エネルギービジョン)をわかりやすく説明していただいた。

質疑に入り、山口・美浜町長や福井大学学長からは、自然エネルギーの設置や普及の難しさが指摘された。

風力、太陽光など自然エネルギーは、今後とも増やすことには私も大賛成だ。が、敦賀市も美浜町も風力発電の設置が、農林水産省の涵養林の課題などで、頓挫した経緯がある。

エネルギーは経済性、環境、安全保障など複雑なバランスの上に成り立つだけに、理想論は理想論として冷静に議論することが求められる。私は自然エネルギー、火力、原子力のバランスで今後も進むべきであり、電気の長所短所を知らずして理想論ばかりをおえない日本の難しさがある。

ところで、関西電力高浜3号機は、明日未明、原子炉を停止する。国内最多の商業用原発を抱える福井県内で全基が停止する。

国内で稼働するのは北海道電力泊3号機と東電柏崎刈羽6号機だけとなる。この2基も4月末までに定検に入るため、国内の全54基が停止する前例のない状況を迎える。

安全、安心の観点から政府は再稼働の前提となるストレステストの手続きを進め、大飯3、4号機については経済産業省原子力安全・保安院の審査を経て原子力安全委員会による二重チェックに入っている。関電の八木社長は福井県やおおい町の2~3月の議会で承認してもらえるよう努める考えだ。

ここ数日、報じられているように、福島の知見を反映した暫定的な安全基準の提示を経済産業省も視野に入れており、保安院は安全基準の取りまとめを急いでいる。2月末から3月までが再稼動に向けて難しい局面を迎える。

冒頭の宝くじに戻すが、宝くじのルーツは、江戸時代に寺社修復の費用を調達する手段として始まった「富くじ」と言ったらしい。

戦後は「宝くじ」と名を変えて復活し、復興に一役買ってきた。買った人に夢を与え、社会の役にも立つ。資金調達法としてはなかなか奥が深い。

東日本大震災からの復興のための資金調達、日々の生活に欠かせないエネルギー、今後とも理想論ではなく、地についた施策が重要だ。
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