FC2ブログ
介護保険で助かっています・・・。
Date:2008-05-06(Tue)

ここ数日、介護と向き合っている。この話題から話をそらすことが出来ないほど、時間を取っている。それもいいか、と思うのである。それと介護保険に、どれほど助けられているか。

我が家は、幸か不幸か、向き合うことに慣れている。私たち50代世代は、親が80代頃、介護の話が共通事項となる。私は父が55歳に出来た子供、そのため、早く介護の経験に恵まれた。母もそうだ。介護保険制度導入以前からだが、今、女房の両親がその年代だ。介護保険で助かっている。

結婚以来、父は脳梗塞から認知症。母は大腿骨骨折から認知症。女房の父親は認知症と膀胱がん、母は大腸がんと・・・。高齢者のがんは進行が遅い、これは本当だ。膀胱がんは、表面に何度も出来るが、そのたびに内視鏡でとり、進展がないのだ。また、認知症とも向き合うことに慣れてきた。認知症とか、呆けとか、これも後期とか長寿とか、言葉の問題ではないような気がする。

大変だが、最近になって理解できたことは、認知症は認知障害であっても、感情生涯ではない、という事実だ。見事に、子供以上に表現ができる。母親が寝たきり状態から、無表情になって数週間、突然、朝、満面の笑みで私を認知しているのである。これが、私を最後に認知したと思われる表情だが、忘れることはできない。

PPK(ピン、ピン、コロリ)というが、高齢化社会では、ほんのわずかな率のようだ。ところが、大半が自分が介護状態になるとは考えていない。現実は、高齢者が死を迎えるまでに寝たきり状態で過ごす期間の平均が8.5ヶ月とデータに出ている。PPKの如く、ある朝、ポックリもあれば、10年寝たきりもある。平均寿命を押し上げた医学水準の高さが、逆に介護を増やしていることは確かだ。口から食事を取らなくても、静脈から栄養素だけで十分に、2年以上も生きられるとか。

介護をしての経験だが、正直、あまり話したくなかった。我が家の恥とおもっていたが、そうもいかない現実に出くわすと、介護保険は理にかなっている。介護される方も、介護する方もノウハウがある。子供が少ない、家族がピラミッド社会でない以上、公的な施設や介護ヘルパーに必然的に頼ることになる。

ただ、私もそうだが、PPKばかりを考え、本当は寝たきりなる率が高いし、家族に迷惑をかけながら終わる人生が大半。そこに制度に魂がなかなか入らないのでと考えたりもする。どうこの介護制度を維持、充実させるか、課題は多い。

ここ数年、介護全体の費用抑制が医療費抑制と結びついて、職員の処遇や介護ヘルパー不足など構造的な課題も山積している。夢を描いて入った若者がずいぶんと転職している。社会福祉士、介護福祉士と免許をとっても月給15万円以下では結婚もできない。また、介護予防もいいが、高齢者が増えれば、増えるだけの税金での手当てが必要なことは確かだ。

それと、老老介護は必ず増える。家族は家族、介護は介護、友人は友人と、割りきりが長続きの秘訣だ。医療の進歩と長生き、介護は相関関係にあることは確かだ。それに介護費用もだ。その道を自治体も歩んでいることは確かだ。



スポンサーサイト



【2008/05/06】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |