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九州新幹線(諫早-長崎)、北海道新幹線(函館―札幌)と北陸新幹線(金沢ー敦賀)の事情の違い
Date:2008-05-08(Thr)

北陸(金沢-敦賀)、九州(諫早-長崎)、北海道(函館―札幌)の未着工三区間の概算工事費は計2兆400億円。財源問題では、新幹線の新規区間開業に伴って支払う施設使用料を前倒しで負担してもらう案に、JR各社が難色を示して、いずれも8月までの先送り。共通の事情も多いが、反対運動と費用対効果への疑問など、明らかに北緯新幹線とは違う。

その中で、九州新幹線長崎ルートのうち、武雄温泉-諫早間45キロの起工式が佐賀県嬉野市であった。えっと、思ったが、ただ、十分な予算化はされていないとか。それでも、北陸、北海道の陳情合戦の中での出来事。自民党久間衆議のたくらみか、それもしたたかだ。

長崎ルートは、博多-長崎間(全長143キロ)のなかで、武雄温泉-長崎間(66キロ)に新幹線を走らせるという計画だ。博多-新鳥栖間は九州新幹線鹿児島ルートのレールを共用し、新鳥栖-武雄温泉間は在来線を活用する。諫早-長崎間(21キロ)は、在来線の活用を計画、早期の着工認可と、まだまだ難関が待ち受けるが、着々と既成事実を積み重ねている。

今回着工した武雄温泉-諫早間は、沿線自治体の反発などで難航していたが、昨年末に長崎、佐賀両県とJR九州三者の合意によって着工が認められた。工期は約10年間で、2018年春ごろに完成予定とか。最終的には博多-長崎間は1時間19分で結ばれる。

いまだに、長崎県では、福井県とは違い、費用対効果への疑問から新幹線建設に反対する県民も多い。

一方、北海道新幹線の新函館-札幌は、北陸新幹線と同様、与党協議は財源問題で難航し、結論は8月に先送りとなっている。 北海道新聞社の全道世論調査によると、札幌延伸について、全道で不要派が53%と、必要派の46%を上回った。札幌市内でも不要派51%、必要派48%を上回っている。ここも九州新幹線と同様、早期着工を求める一方で、不要論が多い。

長崎ルートも、札幌ルートも、上京するなら飛行機で十分、新幹線は不要と考えるのは、当然だろう。
北海道ルートも費用対効果は厳しく問われる。しかも、事業費の三分の一は地元負担だ。財政難の北海道としても不要論はこれまた必然だ。

こうみると、北陸新幹線(金沢―敦賀)は、なぜか反対運動もなければ、不要論を活発に語る県民も少ない。福井県民にしてみれば、金沢まで来て、福井駅まで来ないのはという想いが強いのではないか。それも福井空港の失敗も県民感情と重ねている人も多い。

8月の与党の結論がどうなるのか、関心が高まるが、ここで、福井―敦賀間について、どうかという議論と検討があまりにも不足している。私が聞く限り、敦賀市民の半数以上が、必要性を感じていないことも確かだ。それでいて、それはそれで、と何とも消極的賛成派が多いのも事実だ。

そうは言いながらも新幹線の敦賀駅終着は、敦賀のまちづくり中核にもなる事項、懸案の敦賀駅舎を建設するか、しないか、など、今後のまちづくりの根幹でもある。

まずは、金沢―福井の着工、そのあと第二弾として福井―敦賀という玉虫色の二段階説も有力視される中で、どう敦賀市民として考えるか、真剣な議論が必要に思うのだが、・・・。
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【2008/05/08】 | ページトップ↑
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