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橋本府知事のマスコミ報道と現場の期待感
Date:2008-05-15(Thr)

大阪の友人からメールが届いた。橋本府知事のマスコミ報道と現場の期待感のズレを指摘したものだ。

大阪府の橋下徹知事は13日、府職員の給料体系について、早ければ2009年度から成果主義制度を導入する方針を明らかにした。08年度で300億-400億円の人件費削減案だけではなく、次を考えての方針。就任から3か月、マスコミ報道、テレビや新聞報道はいずれも冷ややかだが、地元の府民や職員の反応は少し違う。

先日も、府下の市長の橋本知事批判が映し出されるなど、財界人、学者など専門家の評価は、素人の政治と評判はよくないが、どうも現場では、これまでとは違うという一種の期待感も生まれているようだ。公務員の成果主義など常識的にはなじむものではないが、それに切り込む姿勢は、これまでの改革派知事にはなかったもの。

これまでの評価は、「4年間持たない」「いずれ投げ出す」 「タレントに何ができるか」と冷淡ものが多いが、現場の大阪府議や職員から、マスコミ報道とは違う期待感も伝えられる。マスコミでは、1100億円の予算削減案や施設の統廃合に対する懸念や各種団体が反発だけが伝えられるが、削減だけではなく、橋本知事は次を考えているというもの。

府の職員が評価し始めているのは、その仕事ぶり。休日返上という働きぶり、東国原宮崎知事と違うのは、大阪から離れない。昼夜を懸命の姿勢。その献身さに共鳴しているらしい。わかりやすのが、担当職員との直接のメール。それも、商店街振興、公営住宅、文化政策、人事制度改革、市町村との関係など幅広い。メールでの諤々の議論と、知事の質問に対する幹部の真摯な回答ぶり、そして代替案の提案が出てくるスピードの速さが、これまでの知事とは違うという仕事振り。

例えば、知事の公務や関連行事に使途が限定されている知事公館について、五月中旬から式典の会場などに有効活用する方針を明らかにしたこと。名称についても「大阪府公館」に変更する。これも職員の提案を受けて、すぐに実行したこと。スピードと納得すれば取り上げる姿勢が職員に違う反応を生んでいるとか。

知事の質問は極めてストレートだ。例えば「なぜ府庁は公営住宅を建て続ける必要があるのか?民間に任せられないのか」といった質問。素人の素朴な疑問の上に、知事が切り盛りした法律事務所の経営者の視点を重ね合わせて切り込む姿勢。

極めて前向きなやりとりとか。深夜、早朝のこうしたメールのやり取りからは、素人とプロの職員を埋める材料になっているとか。それと最も大事なのは、福田首相と違って、当選しても3か月、マスコミの知事批判があるにも関わらず、世論調査でも支持率は8割前後を維持していること。涙を見せながら必死で大阪府を変えようとする姿は、府民には評価が高いようだ。

宮崎県知事の「どげんかせんなあかん」という姿勢も受けているが、橋本知事の評価が高いのは「おかしいものはおかしい」と率直に言う姿勢と、土日返上の仕事振りだ。それも現場を歩き、土日返上で仕事をする一生けん命の姿が共感を呼ぶらしい。マスコミ報道が伝える予算削減だけの政策というが、本音では「どうしようもなかった大阪が変わるかもしれない」との期待を持ち始めているようだ。

これまで数多くの改革派の首長、古くは細川熊本県知事、北川三重県知事、増田岩手県知事等の玄人的な改革に比べ、素人くさいが職員の成果主義にもあるように、これまでの常識ではなく若い発想と、大事なのは、地域の将来ビジョン、それもビジネスモデルを考えているとのこと。これまでの知事が、「情報公開」「評価制度」「マニフェスト」などを駆使した庁内改革、行政改革の域を超えなかったものが、まだ評価は早いが、統治構造を根底から変えようという姿勢と、実行力は、マスコミとは違うものが現場で見られること。

マスコミでは財政再建だけが伝えられるが、府庁改革に加え、ビジョンが示されているとか。御堂筋のイルミネーション構想など具体的なものもあるとか。いずれにしても、橋本府知事の評価はマスコミ報道とは違った側面が、あることは事実のようだ。今後、どうなるのか、長い目で見ることが大事なことは大切だ。大都市大阪と、敦賀市は違うが、それでも大事なヒントがあるようにも思う。
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