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大飯、来月再稼動に動く…次にどうつなげるか。
Date:2012-06-17(Sun)

その年の10大ニュースに入るような大事件や重大ニュースが、ここ一日、二日続いた。オウム真理教事件で17年も逃走中だった最後の男が逮捕された。社会保障と税の一体改革の修正協議が合意した。富大病院では幼児の脳死判定による臓器移植が始まった。

そして、昨日の大飯3,4号再稼動決定だ。再稼動問題は国論を二分しただけにこれも大きい。

オウム事件は過去の問題である。消費税増税や幼児の臓器移植問題は命と暮らしに関わる未来の話だ。原子力発電は過去と未来の話だ。

過去が未来を押しのけて騒がれるところにオウム事件の特異性がある。狂信的なテロ集団が豊かな社会に与えた衝撃の意味を問い続けたい。

原子力発電は、福島の事故を決して忘れてはいけないが、一方で未来の安全保障、地球環境問題と、安全最優先と再稼動とは、重要な節点だ。

ところで、オウムを知らない若者が増えている。中高年にも事件の風化が進んでいる。歳月の長さからそれも無理はない。

東京での勤務中、オウム事件に遭遇した。私はJR通勤だったからことなきを得たが、異常な光景は映像とけたたましいサイレン音の救急車で覚えている。だが、教団信奉者は敦賀にいたと聞くが、全国組織は今もある。信じ込んだら何をするか分からない人間の弱さと集団の凶暴さを忘れてはいけない。

関西電力大飯3、4号機再稼働を、野田首相は知事に対し「福井県の決断に深く感謝したい」と述べた。先に準備を始める3号機は7月上旬にもフル稼働に達する見通し

5月5日に国内の商業用原発全50基が停止した「稼働原発ゼロ」は終わることになる。

西川知事は「国民の全てが原発に対し、さまざまな不安な気持ちを持っているのは事実。しかし、それ以上に真剣に悩み、考えているのは立地地域の住民」との前置きは重い。

その上で①稼働に対する国民の理解②安全性向上の技術的、社会的研究と人材育成③使用済み核燃料の中間貯蔵施設の対策強化④日本海側の地震、津波調査の強化―など8項目を要請。エネルギー政策の現実的な議論を国がリードすることや、国策として始めた原発を国策として廃炉する場合には特別立法などにより地元を支援するよう求めたことなど、どれも敦賀と直接関連する事項だ。

 
2基ともフル稼働に達するには6週間程度かかるため、7月2日からの節電期間には間に合わない。梅雨明け後の電力需要の急増や、火力発電所のトラブルに備え、計画停電の準備は続ける。当然、敦賀の石炭火力はフル稼動だ。

再稼働の前提となるテストの1次評価の手続きが進んでいる四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)も再稼働時期が見通せないままだが、嶺南の高浜、大飯、美浜、敦賀とまだまだ道のりは長い。
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