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敦賀スタンダードキャリキュラムと崇徳上皇
Date:2012-06-22(Fri)

一昨日の一般質問で敦賀市教育委員会が独自の学習内容を織り込んだ「敦賀スタンダードカリキュラム」が話題となった。


奥の細道の松尾芭蕉、「命のビザ」の杉原千畝、フランス文学の桑原武夫など郷土に貢献した人物を取り上げている。

福井新聞の論説で「過去を学び、現在を見つめて、未来へと継承していく。歴史や文化を大事にすることが、ふるさとを愛する心を育て、かけがえのない財産として誇りを持ち続ける原動力となる。」と述べ、評価している。

教育委員会は小学生、中学生の課外授業で「人道の港ムゼウム」を実践している。ヒットラーや戦争、ホロコーストの人道をテーマにするだけに、子供たちに紙芝居などボランティアで説明すると、どう印象に残るだろうと、不安にもなる。逆にその複雑さが子供心に残るかもしれない。

私は小学生の頃、故郷の香川で小さな副読本と遠足で教育というのか、紹介されたのが、崇徳上皇。四国香川に島流しにあった崇徳上皇の悲運が子供心にそして、今も妙に残っている。

日本史上有数の怨霊として取り上げられることの多かった崇徳上皇。久方ぶりのスポットを当てたのはNHKの大河ドラマ「平清盛」だが、こちらは視聴率がもう一つ振るわないようだが、私には上皇の悲運と故郷を重ねると興味倍増となる。

いくら低視聴率でもテレビの力はすごい。香川県坂出市が企画したバスツアー「悲運の帝崇徳上皇の足跡を追う」が盛況のようだ。

島流しの罪で幽閉され上皇の仮御所の雲井御所跡やお墓である白峯御陵など、市内に点在するゆかりの地を巡るもの。地元小学生らの懸命なガイドぶりも好評といい、12月までの参加予約はすでに満杯とか。地元小学生を巻き込んだ観光と教育効果が話題とか。

テレビドラマの人気の低調理由を推察するに、保元の乱を描いた回では、出自に陰のある清盛と崇徳院をはじめ、天皇家も公家も武士もそれぞれ肉親同士が争った。過去の大河作品と比べて、親子が敵味方になるなど、区別が付きにくく、わかりにくい。

人間関係の複雑さや人種、さらには政治とも関わるだけに奥深さの裏返しでもある。「命のビザ」の杉原千畝の人道の道も奥が深い。複雑さも教育として必要にも思う。

政権与党、民主党はいよいよ分裂の瀬戸際へと近づいている。政治は一寸先が闇。今後どうなるのか。これも複雑怪奇だ。身近であれば、夫婦関係などもひとそれぞれだ。国会も地方議会もある面では複雑になり一筋縄でいかないことが多い。まさに人間世界だ。複雑に考えるのはよそう。「敦賀スタンダードカリキュラム」はいい。
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