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新造船「すずらん」「すいせん」の就航
Date:2012-06-24(Sun)

敦賀と北海道・苫小牧を結ぶ新日本海フェリーの定期航路に、省エネタイプの新型船「すずらん」が20日から営業運転をスタートした。7月1日には「すいせん」が就航する。新しい時代の幕分けでもある。

新日本海フェリーの新型船「すずらん」は旧型のフェリーが就航から15年経過したことから新たに造られたもの。新型船はエンジンと電動モーターを使ったハイブリッド駆動で、二酸化炭素の排出量を25%削減できるなど環境に優しいのが特徴。自家用車と考えは同じだ。

お客にも優しくなっている。船内の客室はプライバシーに配慮して大広間を無くし、寝台タイプの部屋を設けた他、豪華なスイートルームや展望風呂など様々な設備を充実して優雅に船旅を楽しめるよう工夫をしている。

フェリーの考えも物流輸送主体から、船室内をお客優先の時代に変わってきた。船好きの私にとって、飛行機よりも時間があれば、フェリーや連絡船を若いころはよく利用した。北海道への青函連絡船や四国への宇高連絡はよく利用した。フェリーも隠岐の島、五島列島はもとより、長距離は敦賀ー小樽はもちろん、大洗ー苫小牧、仙台ー苫小牧も利用した。大半が船底の大広間だったが、あの独特の雰囲気が好きでもあった。

日本海側では初めての長距離フェリーとして舞鶴港-小樽港間に航路が1970年、開設された。敦賀には1975年に旧港のフェリーターミナルが出来、就航が始まった。私も敦賀に来た当初、早速利用している。出発を待つ待合室や屋台のラーメン屋は独特の雰囲気があった。

就航当時は青函連絡船など本州と北海道を連絡する航路は飽和状態にあり、北海道と関西地方を結ぶバイパスルートとしても注目された。就航した船舶は輸送力重視のほか、冬の日本海特有の気象条件に対応するため比較的大型のフェリーであったが、客室は3等級のみであるなど、旅客よりも貨物輸送を重視していた。それでも私はよかったが、ここからの進化は速かった。

転機は、1984年の「フェリーらいらっく」就航だったと記憶する。デッキ層を増やし旅客設備の充実、さらに1996年、速力を大幅に向上させた「すずらん」「すいせん」が就航し、敦賀-小樽航路の所要時間は約7時間半短縮した約21時間となった。

青函トンネル開業による鉄道貨物のスピードアップとの競争だ。特に生鮮食料品や生乳などの輸送にも競争力が強化が、今日の強みとなっている。それと新造船「すずらん」「すいせん」は船旅の新たな楽しみを与えるのではないか。

これは余談だが、敦賀港の旧港の川崎岸壁で「敦賀港カッターレース」を15日、開催する。これまでの海洋少年団の運営主体を有志による実行委員会での運営で新たなスタートを切る。敦賀港の夏の風物詩のカッターレースにご協力を!
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