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下りのプロジェクトの役割
Date:2012-06-29(Fri)

深夜のウィンブルドン選手権、ついつい観てしまう。錦織、松岡以来17年ぶり3回戦進出。若いだけに力強さと勢いを感じる。  

6月議会が、昨日で終った。今日にも北陸道新幹線の敦賀までの着工認可が国土交通省より出される。政府の課題であった大飯の再稼動、消費税法案の衆院通過と一定のめどがついたことによるのか、遅れに遅れての認可でもある。

先日、ある方の通夜で石川県金沢市を訪れた。北陸新幹線の完成が2年後に迫っているだけに工事現場も勢いがある。長野、富山、石川県と建設現場はいま、全盛期だ。タクシーの運転手曰く、「新幹線が、冷え切った地域経済に役立っている」と率直に語っていた。

一方、富山県にある関西電力の黒部ダムで、観光放水が始まった。ダム壁面から噴き出す光景は、一昨年秋に見たがすごい。この夏の電力不足を支える重要電源だ。難工事を描く木本正次さんの「黒部の太陽」を読みかえすと、巨大ダムを求める時代のほてりが伝わってくる。電力の使用量が毎年、伸びていた時期の突貫工事でもあった。

それから半世紀がたつ。国にも青春や壮年期があるなら、老年期もある。その後、また新しい世代となる。今年初めのベストセラーに、五木寛之さんの「下山の思想」がある。高度経済成長で頂点を極めた日本は、どう山を下っていくかを考える時期になったと説く。

少子高齢化、人口減少の日本を下りとするなら、北陸新幹線の敦賀までの認可をどう生かすか。敦賀の人口減少を少しでも抑えるには、街の活性化策が必要なことはいうまでもない。高速増殖炉もんじゅと敦賀1,2号の再稼動、敦賀3,4号の建設と重要なプロジェクトもそれなりの役目がある。

新幹線も電力も国家百年の大計でもある。次の世代につなぐにしても、下りは下りのおり方がある。安易な短期での選択は将来に禍根を残す。
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