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ラムサール登録の中池見と、その世相
Date:2012-07-04(Wed)

国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に樫曲の中池見湿地など日本の9カ所が新たに登録された。敦賀にとって久しぶりの明るいニュース。

関係者のこれまでの活動に敬意を表したい。わずか25ヘクタールながら3千種もの貴重な動植物が生息し、地下には世界屈指の厚さを誇る約40メートルの「泥炭層」が確認されている。敦賀にとって財産であり、教育効果、観光とこれまで以上の取組が必要になる。

一度は大阪ガスの所有地になり、エネルギー需給の低迷から計画の中止、敦賀市への寄付とこの20年で管理主体を変えた。開発から保全へ。現在は敦賀市が所有し、NPO法人「中池見ねっと」が管理運営し、NPO法人「ウエットランド中池見」などが保全のため、同条約登録を訴えてきた。それだけに、今後の管理・運営をどうするか、きれいごとでは済まされない課題が横たわる。

ラムサール条約は大きな勲章だが、勲章だけでは金のかかる保全はできない。寄付金にも限界がある。ラムサール条約登録の覚悟と責任が必要だ。どう運営するか、この財産をどう生かすか、後世に残して行くか、新たな幕開けと受け止めたい。

ところで、この20年間と世相をここ数日、話題の中心の小沢元代表と重ねた。政治はその役割を果たしただろうか。「失われた20年」と言われて久しい。バブル景気崩壊後の日本経済の低迷期間。経済と表裏一体をなす政治。この間、少子高齢化、人口減少へと大きな転換期でもあった。これによるエネルギー需給の停滞が大阪ガスの中池見からの撤退の最大の理由でもある。

自民党一党独裁がいったん止まって19年。その後の、自民復権から民主党の政権交代と流れは、変わったように思うが、19年前に主役を演じたのは小沢一郎さんだった。3年前の民主党政権誕生劇の中心にも、同じ人がいた。

どっちにしても小沢さんを抜きには語れない20年間。小沢さんが導入の力になった小選挙区制や党首討論などで政治の風景は多少変わった。悲しいかな、日本の風景は、人口減少ぐらいでさして変わっていない。

話を戻すがラムサール条約の登録となった中池見は変わらないこと保全の取り込みが必要となる。腰の据えた対応が必要だ。一方、巷では消費税関連法案採択後の衆院解散へと関心事が移っている。
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