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冷静で公平な議論が必要なエネルギー政策論議
Date:2012-07-22(Sun)

子供の頃の夏の思い出は、海水浴にセミ捕り。セミを捕えるのに失敗すると、逃げざまに「尿」のような排泄物をかけられたことがある。「セミの仕返しだ」とガキ大将が偉そうに語っていた。俗に「セミのオシッコ」とも。

セミの鳴き声で夏を感じる。子育て時代は子供といっしょになってセミ捕りもこれもいい思い出だ。セミの鳴き声による季節感は大事にしたい。が、これも昨日大雨と同様、セミの住む地域、なく時期も温暖化の影響を受けているとか。

大飯3号機に次いで、4号機が送電を始めた。順調にいけば25日にもフル稼働の見通し。これから土用を迎え、各地で35度を超える猛暑到来で、電力需要が一段と高まる。関西でも供給力の9割近くまで達して余裕がありそうにみえるが私の経験では、気温の上昇と火力発電所のトラブルが重なれば、一挙に危険水域に入る。常に節電意識はこれからも必要だ。

東京では「さようなら原発10万人集会」が感情的な盛り上がりを見せ、大飯4号がまた標的となった。フル稼動となる今週以降どうなるのか、注目したい。

また、仙台市などでの将来のエネルギー政策をめぐる意見聴取会で、抽選に当たった電力社員が意見表明するケースが相次ぎ、批判を浴びた政府は業界締め出しを決めた。これも異常な事態だ。やらせでない限り、民主主義である以上、当事者にも発言の権利がある。冷静で公平な議論が難しいとも感じる。

政府のエネルギー・環境会議は8月にも一定の方向性を出そうとしているが、国家の安全保障、地球環境問題、日本経済など、まだまだ課題は多い。再生可能エネルギーの増加を促す政策は必要にしても、火力発電に頼る現状など、世論動向だけで、短期で国の将来を論ずるには、無理がある。

原子力規制庁のもと、原子力発電所を技術的根拠もないまま40年規制の枠組みを一律導入すると、この嶺南地域は、政府の2030年には、大半の原子力発電所がその役目を終え、雇用、人口、景気さらには生活レベルにまで影響することは必至だ。

ただでさえ、人口減少で岐路に立つ厳しい状況下、政策決定は、この地域が受ける影響ははかりしれない。原子力発電所は安全第一はいうまでもないが、破砕帯と活断層など踏まえた安全問題も加わり、原子力の本質的な議論をどのように実効性あるものにしていけるのか。国民的議論や合意形成は、まだまだ必要に思う。

話を戻すが、ここまで歳を重ねると、セミの役割は夏を運び入れ、夏に終わりを告げるとも、詩情的に思う。夏の1番バッターはニイニイゼミ、さらに、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシと続く。

暑いのに鳴き始めないと物足りないし、秋の気配が漂うころに鳴いていても気の毒になる。この季節感を大事にしたい。
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