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対岸の汚染
Date:2013-02-04(Mon)

日曜の晴れは開放感をあじわうことができる。昨日は、民主党県連の幹事会。雪のない福井市の道を歩くと、昔、30年ほど前か、スパイクタイヤの音を聞いた記憶がよみがえった。今の季節になると、札幌などスパイクタイヤが粉じんを巻き上げる「車粉公害」が問題になり、いつのまにかスパイクタイヤが姿を消した。

もっと前、中学生の頃、光化学スモッグの警報が四国の高松でも確か出された。この言葉を聞くとなぜか、「懐かしい」とも思ってしまう。1960代、友人の親が営んだ製紙工場の排出される茶色い水の臭いも、どことなく懐かしい、そんな高度成長の時代だった。

それでも、「いつか見た風景」との既視感を拭えない。北京を中心に、中国東部の各都市が深刻な大気汚染に悩んでいる。スモッグでかすむ街。マスクで顔を覆う人々。病院でせき込む子どもたち。アクセルを踏みっぱなしの経済成長がもたらす深刻な環境汚染は、まさに私たちの社会が抱えていた問題でもあった。

天気の良い日ほど目がチカチカする「光化学スモッグ警報」で外に出るなと。中国の大気汚染は「PM2・5」と呼ばれる直径2・5マイクロメートル以下の微粒子状物質が原因という。石炭暖房の排気や自動車の排ガスに含まれ、肺の奥や血管まで届き、ぜんそくや心臓疾患などを引き起こす。

海を越えて、日本列島にも飛来するとの予測図を見せられれば、「対岸の汚染」と傍観してはいられない。節分を超え、春になれば黄砂も多くなる。地球温暖化と同時に、難しい問題が横たわる。
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