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グループホームの火災とその背景
Date:2013-02-13(Wed)

三寒四温、今週から来週にかけての気候変動、温度変化は大きいようだ。政治を行う上で、地方政治も国の大きな流れをしっかりと見ておく必要がある。

シェール革命のエネルギー、北朝鮮の核実験など安全保障は変わり始めている。資源を持たない日本が脱原発だけで生きていけないことは明らかだ。エネルギーと経済は切っても切り離せない。

少子高齢化社会と格差社会が加わり、医療、年金、介護、教育まで悪影響を与えるのが経済だ。今の安倍政権の経済優先、支持率の高い理由があることは確かだ。

右肩下がりの社会で弱さが出るのは高齢者、障害者など弱者だ。ニュースをみて、また高齢者が犠牲になった。長崎の観光スポット、オランダ坂近くにある認知症グループホームでの火災。施設にはスプリンクラーもなければ防火扉もなかった。

老人福祉施設をめぐる火災事故では、過去に何度も多数の犠牲者を出してきた。そのたびに、火災報知設備や一定の規模以上の施設でのスプリンクラー設置が義務化された。

しかし、また法の手は届かなかった。火災現場となった施設は規定以下の延べ床面積で、スプリンクラーの設置義務はなかった。命に関わる対策も、昨今の福祉政策への補助金の低下にも要因がある。グループホームの経営は小規模だけに全国的に厳しい環境にある。職員も入所者も恵まれている方は少ないのが現状だ。

高齢者の増加と国の財政破綻、さらに核家族化が進む社会で、お年寄りは孤立しやすい。豊かさを求め高度経済成長を支えた方々が、人生の終焉で隅に追いやられ、果ては火災の犠牲になってしまうのはなんともやりきれない。

全国にある小規模の認知症グループホームは、10年ほどで5倍に増え、1万カ所以上になっているという。敦賀市に現在8カ所。いずれも小規模の施設で、経営も大変と思う。職員数も限られ仕事もきついが、職員は生きがいをもってなんとか仕事をしている。

命を守る対策が十分行き届いているか、行政のチェックとサポートが求められる。今回の緊急点検で敦賀市内のどの施設もすべてにスプリンクラーもあり、防火扉等、問題ないとか。

高齢者に差し伸べる手、温かさが、まだこの地域にある。しかし、今後、増える認知症、福祉予算、介護保険の現状と将来など、この問題は避けて通ることが出来ない課題が横たわる。
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