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「災害の少ない敦賀」に帰ろうかな…
Date:2013-02-18(Mon)

進学に就職、この3月に敦賀を後にされる方も多い。地方都市はどこもみかける人口減少が、来月3月だ。敦賀市も4月、5月と徐々に回復をみせる。この現象が十数年続いて、人口は横ばいを続けている。

各地方都市の大半が人口減少と少子高齢化に悩む中にあって、県都のベッドタウンでもなく日本海側にあって人口を維持することはめずらしい存在だ。理由のひとつが、原子力発電に支えられた産業構造がある。東京、大阪に進学しても敦賀に就職で戻るケースも多い。

しかし、3・11の関係で原子力関連の就職状況が大きく、この4月は影響を受けそうな状況になってきた。この3月にも派遣停止となる従業員もあり、有効求人倍率も多少の持ち直しはあるものの、嶺北と嶺南の逆転現象もみられ、地域特性が色濃く出る結果となっている。先日のNHKの全国放送でも敦賀の経済の低迷が報道された。

ところで、60年前の名画をリメイクして「東京家族」、戦後を生きた世代にはよく分かる。進学に就職に、多くの若者が東京にあこがれ故郷を後にした。兄弟姉妹が多い時代だったから1人や2人は東京の人になってしまった家も敦賀には多い。

一方で戦後60年、今度は首都圏から地方へ。各地でシニア層の地方移住が話題になっている。定年を過ぎた団塊の世代が、故郷の敦賀に戻り、徐々に活動を始めている。数こそ少ないが、団塊世代が多いだけに、最近、ボランティア活動などで目立ち始めた。

銀行マン、ホテルマンなど、職種も様々だ。逆に敦賀出身でない旦那さんと戻って敦賀短大の学生へとなった、女性もいらっしゃる。

加えて最近は、3・11は日本人のふるさと意識に影響を与えいるとも感じる。都市防災と同様に、人生も防災を抜きに語れない時代である。「災害の少ない敦賀」とのイメージもあるようだ。交流人口の増加が復興や日本再生の力になると、前向きに考えてもいい。映画「東京家族」も震災で脚本の一部が変わったと聞く。

敦賀出身の方で、このごろ心境に変化があるという。親のいなくなった我が家に、帰ろうかな。帰るのよそうかな。と真剣に考えている。これを私は弱気とは思わない。人には誰も故郷はひとつだからだ。 
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