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『正直に 腹を立てずに 撓(たゆ)まず励め』 (鈴木貫太郎元首相)
Date:2013-02-27(Wed)

昨日は市内の経済界やNPO団体のメンバーらで構成される原子力懇談会。敦賀発電所の破砕帯調査などについて市民向けの説明会が開かれた。

市民らは、見通しの立たない原子力政策への不安やいら立ちを訴えた。これは市民が感じているいつわざる率直な言葉だろう。
 
原子力規制庁の森田統括官が、先日の議会への説明に続いて、新たな原発の安全基準と敦賀発電所の活断層調査について説明。
 
これに対し市民からは、「原子力規制委員会の判断は拙速だ」「議論に偏りがある」などの発言が相次ぎ、見通しの立たない原子力政策へのいら立ちを語ったとのこと。

市民の閉塞感、不況感が実生活の雇用、景気へと実態経済に影響し始めている。

原子力発電所の長期停止に伴う影響が、年度末という時期に来て、雇用停止の通告を受けた従業員もあり、ホテル、民宿、飲食店、文房具、弁当屋などすみずみにまで影響してきた。

今日から始まる議会、敦賀市平成25年度予算案にも税収減が色濃くなり、中期財政計画にもはっきりと現実の実態が現れて来た。

ところで、国では「アベノミクス」で円安株高を実現した安倍内閣の支持率が70%を超え、期待感も大きく、ある市民からは原子力政策への転換こと、発電所の早期稼動、敦賀3・4号の早期着工をのぞむ声も何度も聞くようになった。

一方、昨日のテレビ報道で、大胆な金融政策、財政出動は安倍晋三首相の専売特許ではない。80年前の1930年代、日本は現在と同じデフレに苦しんでいたことが紹介された。そこで日銀の国債引き受けによる金融緩和、公共事業が中心の財政拡大が行われた。

農村に道路が整備され、土木工事で働く庶民の懐は潤った。円安、低金利で景気は多少なりとも回復にむかったとか。これらは昭和11年2月26日の銃弾に命を失った高橋是清蔵相の業績とされる。国の政策実行がいかに大事かの歴史でもある。

私ごとで恐縮だが、母は、この当時、東京都内でやっとみつけた就職先で働いていた。当時の不況感と、ぼたん雪が舞う2・26事件をしっかりと記憶し、「当時は不況でね、不況でね」と、この日が来ると繰り返して同じことを語った。

母が生きていれば、現在の日本との比較をどう語っただろう。

最後に、テレビで同じく2・26の銃弾でも命びろいし、太平洋戦争の終戦処理に尽力した鈴木貫太郎元首相の言葉に、

《正直に 腹を立てずに 撓(たゆ)まず励め》 を校訓とする小学校が紹介された。鈴木の遺訓を校歌にまでしている。

この時期に当たっても、この言葉は生きている。

 
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