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「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」(二宮尊徳)
Date:2013-03-08(Fri)

昨日はポカポカ陽気。まさに春到来だ。ただ、私が接する方の直面する仕事や生活において、3月の年度末はひとつの区切りがある。嶺南や敦賀市の原子力発電所の長期停止は、市民の生活や雇用にまで、大きな影を落としている。

一方、アベノミクスによるのか、円安、株高が進む。民主党政権時代とまったく違う経済状態が続くだけに、その分、安部政権の評価は高く、残念だが、民主党政権とは、いったいなんだったろう、と評価が下がる。

特にこの3年、原子力政策の混乱や脱原発の空気が、嶺南、敦賀市に影響した。福島の事故の対策、安全を最優先にすることは、もっとも大事だ。しかし、事故以来、憎悪とか敵味方の二分論で議論を分類し、冷静に議論することなく、相手を攻撃する感情的な行動が社会に広がった。

菅直人元首相など、その先頭に立ち、混乱を助長したことも確かだ。

エネルギー問題で経済を二の次にしての政策が目立ち、その延長線が今日の嶺南の原子力発電所の長期停止と景気悪化となっていることは、確かだ。

安全を最優先としながらも、冷静な議論を始めるべき時期を迎えている。敦賀2号機の破砕帯と活断層の議論も結論を急ぐことなく、じっくりと時間をかけた調査と冷静な議論展開を今日の原子力規制委員会の評価会合でものぞみたい。

江戸時代の農政家の二宮尊徳の言葉に、

「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」。

二宮尊徳は農政の指導者として、関東で600を越える村を復興させた実務家だ。その秘訣は経済活動を重視し、人々に利益をもたらすことで、取り組みを持続可能にすることだった。

資源のない日本のエネルギー政策こと、原子力政策に通じる言葉ではないか。原子力利用において、安全・安心と経済のバランスが、今ほど大事なときはない。
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