資源小国日本と敦賀
Date:2013-03-16(Sat)

政治判断というのは、ときに国の運命を左右する。TPPがどうなるのか、私にはわからないが、一つの大きな決断だろう。

もうひとつ、西川知事も昨日の県議会でようやく一つの方向性を出した。北陸新幹線の敦賀から西のルート問題をめぐって、福井県として閣議決定通り「若狭ルート」での整備を訴えていくことを明言。県益を考えると妥当にも思う。

背景には関西広域連合が米原・湖西・若狭の3つのルートを一つに絞り国に提案することになっていて、建設費が最も安い米原ルートを選択する可能性があるからだ。今の対抗軸としては賛同したい。

ところで、世界第3位の経済大国でありながら、日本の繁栄には、砂上の楼閣のような危うさが付きまとう。土台となるエネルギー資源を海外に依存するという、資源小国ならではの悩みである。

脱原発がよく言われるが、代替エネルギーがあっての日本でもある。今一度、じっくりと国や国民の行く末を考え、その延長線に敦賀があると考えるべきか。

さて、経済産業省が、愛知県沖の海底奥深くのメタンハイドレートからメタンガスを取り出すことに世界で初めて成功したと発表した。

「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートは、日本周辺に天然ガス年間消費量100年分の埋蔵量があり、安定した国産資源となり得る。資源小国にとって夢のような話である。ただ、コスト面で課題が大き過ぎる。技術大国日本の力で解決には時間がかかる。

日本は海洋面積世界第6位の海洋大国だ。その海底には多彩な鉱物資源が豊富に眠っている。日本の海は他の資源のねむる。

昔、高度成長の終わりの頃、石油の輸入が途絶えたら、日本は一体、どうなるか。その恐怖のシナリオを描いてみせたのが堺屋太一氏の小説「油断!」だ。オイルショック直後の出版だったから切迫感があり、ベストセラーになった。エネルギー資源の途絶が国民にとって何を意味するかを示していた。経済、雇用、福祉、医療までまで影響する。
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