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大震災の傷跡
Date:2013-05-02(Thr)

日本列島は本当に長い。今年は4月の気温が低かったせいか、東北は桜が各地で、今、満開か、散り始め。八重桜は今が見ごろなものが多い。また、秋田の角館など、まださいていないところもある。それもここ数日も気温が低く連休で訪れた観光客をがっかりさせたとか。

震災後3回目の春、震災の傷跡は大きいが、桜は勇気を与えているようだ。それに、この地方は敦賀とは違う花が同時期に見ることができる。

「津軽では、梅、桃、桜、林檎(りんご)、梨、すもも、一度にこの頃、花が咲くのである」。太宰治の「津軽」の一節だ。

ニュースでは梅と桜が逆転したとの報道もあった。まさに春本番だ。

ところで、本来ならば、この季節、福島の浜通りは、潮干狩りができる。震災で休止に追い込まれた。春の訪れを告げるはずの風物詩が未だに訪れていない。風評被害も大きい。

相馬では、地盤沈下で干潟が消え、再開のめどは立っていない。伺うと、漁協による放流と自然産卵で資源が守られ、産地として定着した。津波は解禁直前の内海を襲った。海底はかき回された。引き波は建物も船も沖合に持ち去った。

それでも、アサリの稚貝が数多く確認でき、相当数の親貝の存在が裏付けられたという。大災害を生き抜き、命をつないでいる。

桜に話を戻すが、「桜切るばか、梅切らぬばか」ということわざがある。桜の木は枝を切ったり、折ったりすると弱る。一方、梅の木は剪定しなければよい花が咲かず、実もならないということを教えている。

アサリはたくましい反面、解禁日をもうけ取りすぎを防ぎ、放流と自然産卵で守ってきたが、まだまだ震災の傷跡は大きい。

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