県の二次医療圈の将来像と不安
Date:2013-05-07(Tue)

地域の医療供給体制を考えるとき、基本単位となる医療圏が1次から3次まである。1次医療圏は市町村、3次は県、そして2次はいわゆる広域生活圏と重なる。

2次医療圏とは、特殊な医療を除く、入院治療を主体とした一般の医療需要に対応するために設定する区域であり、主に病院の一般病床及び療養病床の整備を図る地域的単位として設定するよう規定されている。

福井県内の医療圏は、第6次福井県保健医療計画の中で福井坂井地域、丹南地域、奥越地区、嶺南地域の四つに区分としてそれぞれの医療圏毎に基準病床数が定められいる。

この3月に出された福井県の医療計画を読んでみたが、今一つ、医療の体制が理解できないでいる。特に高齢化が進み、医療施設が少ない嶺南の地域性への配慮がどうか疑問が残る。

将来、療養や介護で在宅と施設の比率はどうなるかなど、医療施設が整う嶺北とは違い、この二次医療圈が、大事になる。議会でも取り上げた透析の体制もその一つだ。

その上、厳しさを増す医師、看護師不足も重なる。これまでもそうだが、市立敦賀病院の医療体制、市立看護大学の設立と、広域圈ではなく、敦賀市単独の事業で、予算も敦賀市の一般会計からの持ち出しで、この二次医療圈の半分近くをまかなっていたとも言える。

高齢化の進展で、例えば、在宅中心を目指すのであれば、訪問診療の技能に優れた医師、看護師の養成、さらには、保健師、薬剤師、リハビリに従事する専門職の養成はもちろん、そのネットワーク構築など、不透明なままだ。 

最近は、国も2次医療圏ごとの体制整備を重視する。医療圏ごとの長期的計画づくりが求められるはずだが、福井県の計画は、この嶺南地域、中でも敦賀市、美浜、若狭地域の医療体制の整備は二の次という印象さえもった。
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