あらためて規制委員会に納得いかぬ‥‥‥
Date:2013-05-29(Wed)

昨日、福井市で広島大学院の奥村晃史教授の講演を聞いた。演題は「活断層、地震と原子力施設の耐震安全性」。

最後に、敦賀2号の破砕帯問題について、教授は「日本原電の調査、分析方法は適切だ」として、今回の原子力規制委員会規制の結論について「情報が不十分で、理由がはっきりしない」と明確に批判した。

今回の規制委員会をまとめる島崎邦彦規制委委員長代理は、会合が始まった昨秋から「活断層の可能性が高い」と強調し続けていた。

当初は会合で原電の発言をほとんど認めず、説明の機会を設けても、発言を遮ったり、途中で持論を展開したりした。結論ありきの公正さを欠く運営だと言わざるを得ない。 

焦点となる2号機の真下を通る破砕帯について、「12万~13万年前以降は動いておらず、活断層ではないことは、明白でもある」とも語った。原電は、断層中の土壌の分析に基づくもので、裏付け調査を急いでいる。 

活断層の結論は、事業者の将来はもちろん、敦賀市の将来も大きく左右する。現在、昨日の福井新聞の敦賀商工会議所の調査のように敦賀市内の経済状態はこれまでにない状況にある。そのしわ寄せは、高齢者、病気持ちなど生活弱者にまず影響する。現実に、派遣労働者など失業の実態を目の当たりにもいている。

とにもかくにも、破砕帯問題は、科学的評価を十分なデータを踏まえ、多彩な専門家で議論することが前提だ。規制委は、原電の調査が継続している段階で、拙速に結論を出したことは、大きな汚点と課題を残している。
スポンサーサイト
【2013/05/29】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |