日本原子力研究開発機構の東濃地科学センター
Date:2013-05-30(Thr)

昨日は岐阜県にある日本原子力研究開発機構の東濃地科学センターを視察。地下300メートルにもぐった。ここでは地下の環境や地下深くでどのような現象が起こっているのかを研究する「地層科学研究」を行っている。

この地層科学研究は、岩盤や地下水を調査する技術及び解析する手法の確立、深い地下で用いられる工学技術の基盤の整備を目的としている。破砕帯の課題と安定性とも関連している。

原子力発電所で使い終えた燃料、いわゆる使用済み燃料を再処理してウランやプルトニウムを取り出し、再び燃料として利用するが、再処理した後に「高レベル放射性廃棄物」が残り、再処理工場の操業等に伴いさまざまな低レベル放射性廃棄物も発生する。

このうち放射能が一定レベル以上のものなどを「地層処分低レベル放射性廃棄物」といい、高レベル放射性廃棄物と同様に地層深く管理する予定。その基礎研究を行う場所でもある。

ところで、うっとうしい季節に入った。エアコンの普及で随分と過ごしやすくなったとはいえ、ちょっと油断するとあちこちにカビがはびこっている。このカビとは違うが、300メートル地下に人間が持ち込み、環境が合うのか緑色となって壁面に一部だが、付着していた。たくましい生物だ。

人間界で厄介なカビだが、人間の生活になくてはならぬものでもある。みそやしょうゆ、酒はコウジカビの贈り物だし、かつお節もカビ付けによってうまみや風味が増す。

人類への貢献でいえば、アオカビから生まれたペニシリンを忘れるわけにはいかない。人が目をむけない分野にも重要な研究がある。

話を戻すが、原子力利用で避けて通れない重要な分野だ。世界でフィンランドでは原子力発電所から出る使用済み燃料の保管する場所を地下約400メートルの安定地層に決めた。日本も原子力発電所が多いだけにこの基礎研究の成果が重要となる。

梅雨空、うっとうしさが続くが、それ以上に、原子力利用についても暗雲が漂うが、一方で、エネルギー確保も含め地道な活動と研究が重要となる。
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