介護現場の厳しさ
Date:2013-08-20(Tue)

特別養護老人ホーム、グループホーム、ショートステイなどの介護施設が全国各地にこの20年間でも相当数できた。敦賀でも、いつの間に、そんな具合に増えてきた。

老人ホームに行くと、若い職員たちが明るく「こんにちは」と挨拶を欠かさない。

一生懸命、仕事に励んでいる職員が多い。こちらもうれしい気持ちになる。聞くと、職員教育は、まずは挨拶かららしいが、それでもテキパキしている様を見ると嬉しくなる。 

ただ、全国でも、敦賀でも介護職員の離職率は高い。看護師と違って仕事内容の割に賃金が低いのが原因だと言われて久しい。介護保険の見直しで多少は上がったと言っても数千円の微々たるもの。

平均月給は21万円余。税金やローンなど引かれると残る手取りは少ない。若い職員で、結婚、子育てを考えれば、転職するのも無理はない。 

ところが、若い職員だけではない、ベテランの職員もやめるとか。それも親の介護のために、しぶしぶ辞める方もいるとか。

親を施設に預かってもらおうとしても、空きが見つからない。結局、退職して介護することに。収入は減り、家計は苦しい。そんな声を多く、伺う。

あるベテランの介護職員に伺うと、介護の仕事は「やりがいがあります。だから給料が安くてもやれるんです」と。若い職員もベテランも使命感ややりがいの中で、仕事をしているようにも思える。

敦賀でも、こうした人たちによって、かろうじて介護が支えられているのが現実のようだ。高齢化社会となって、介護の雇用は増えたが、増えはしたものの、離職率、人材確保、人材育成など、現実の介護現場は厳しい。

社会保障制度の改革が何度も言われているが、現実の介護現場は待ったなしの事情が続いている。敦賀市でも、介護保険料は右肩上がりが続いている。特に、養護老人ホームを建設すると、その値上げ幅は大きくなる。職員の給与と共に、ほんとに難しい課題だ。
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