絶妙なバランスの中での予算
Data:2013-09-03(Tue)

国の来年度予算で各省庁の概算要求が最大規模に膨らんだ。一般会計に特別会計の復興費を合わせると連年で100兆円を突破する。

成長戦略や防災関連といった理由はあるにしても、これでは財政再建への覚悟はまるで伝わってこない。 総額1千兆円超、1人当たり800万円近い国の借金は減らせない。

敦賀市では、平成25年度の当初予算の市税の減収が見込まれる中、扶助費や社会保障関係経費に係る一般財源負担が引き続き増加し、財源の確保に苦慮する状況にある。予算編成にあたっては、他市の類似事業の調査や敦賀市における標準的な事業量を精査するなど、事業の見直し、縮小で歳出を減らす。

平成26年度も人口減少、原子力に伴う税収減を考えれば、ごく当たり前のことだ。どの地方都市は、夕張市ショックから、相当努力をはじめた。この地方と国のアンバランスが気になる。

ここで、NHKの「夫婦善哉(めおとぜんざい)」に話を転ずる。酒にはだらしなく、金がなくても女遊びを優先する夫を支える妻。この構図が若いころはピンとこなかった。

久しぶりに「夫婦善哉」をみて、納得というか、歳がそうさせるのか。先日の場面で、病気の柳吉を看病する蝶子の元へ母危篤の知らせ。実家へ帰ろうとする彼女に、柳吉は「親が大事か、わいが大事か」と迫る。普通の人生には、それほどないが、夫婦間で一世一代の覚悟が求められることがある。

浪費癖が治まらない柳吉をやりくり上手の蝶子が支える。夫婦善哉の財布のバランスは絶妙だ。

国の財政再建と景気回復という難しい場面でも締まり屋の蝶子役がどうしても要る。敦賀市も原子力発電で潤って来ただけに、 浪費癖の柳吉を縮小し過ぎてもだめ、そうは言っても将来の不安に備える準備が要る。この絶妙なバランスの蝶子役柄がどうしても要る。議会もその役目ができるか、絶妙さが求められていることも確かだ。
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