異常気象と原子力発電所の停止
Date:2013-09-18(Wed)

台風18号の嶺南での爪痕は大きかった。敦賀の笙の川がなんとかもってくれた。もしあと50センチ、水かさが増えたらと、背筋が寒くなる。それほど、間一髪の特別警報だったとも言える。

今回の台風による大雨も原因をたどれば、最近の海面水温の上昇に行きつくらしい。水蒸気量が増え雨雲が発生、大雨になりやすいのだという。ゲリラ豪雨が相次いだのも同じ理由とか。地球温暖化が異常気象の底流にある 。

ところで、中部電力が、家庭向け電気料金を来春から引き上げる方針を正式に表明した。浜岡の再稼働が見通せないなか、このままでは資金や燃料の調達が厳しいとか。このまま値上げが続けば、経済への打撃も深刻だ。液化天然ガスなどの追加燃料費は今年度、約4兆円にのぼる。

もうひとつは、電力会社の大きな使命に安定供給がある。その電力需給は綱渡りだった。8月22日は、関電管内で気温上昇による電力需要の急増と火力発電所のトラブルが重なり、他の電力会社から緊急に電力の融通を受ける事態を招いた。 

原子力発電の代わりに火力発電を総動員した結果、全電力に占める火力発電の割合は約60%から90%に上昇した。全電力のうち、輸入燃料で発電している割合は、石油ショック時の74%を上回る。

中東情勢が不安な中でのエネルギー安全保障の不安だ。これに地球環境問題が加われば、ことは深刻だ。

国内の原子力発電所で1基だけ稼働していた関西電力の大飯4号機が、定期検査のため発電を停止した。嶺南の原子力発電所が、再び全部、止まった。安全とは何か、景気、経済、雇用とは何か、そして、この異常気象、それぞれが、どこかで関係してる。
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