黄色信号の「人材と資源確保」
Date:2013-10-05(Sat)

伊勢神宮は気比神宮とは違った雰囲気がある。格式というよりも、新しさというか、シンプルさというか、不思議な感覚になる。20年に一度の新調がそうさせるのか。

先日、伊勢神宮の式年遷宮は、クライマックスの「遷御[せんぎょ]の儀」を終えた。20年に1度、社殿や奉納する宝物を新しくすることで常に若いまま、いつまでも変わらない永遠の姿を目指す「常若[とこわか]」の精神が込められているという。

が、20年の根拠は明確ではないという。式年遷宮には宮大工や刀工、漆工などの技能伝承の意味もあり、そのために合理的な年数という説もある。 

伝統の中で培われてきた日本の「ものづくり」は、その人材育成と、資源を輸入に頼るわが国の経済成長と豊かさの原動力だった。

団塊世代の退職や若年層のものづくり離れで技能の継承に“黄信号”がともっている。それに大半を輸入に頼る資源を深く考えなくなったことだ。

昨日、経済産業省資源エネルギー庁の上田隆之長官は福井市のユアーズホテルフクイで講演で、原子力発電所の停止による影響として、福井新聞を引用すると、
1、本年度は3兆8千億円の燃料費が海外に流出
2、中東に依存する日本のエネルギー構造は脆弱
3、電力によるCO2の排出量が増大

「エネルギー問題は日本経済のアキレス腱になっている」と述べた。米国が低価格の新型ガス「シェールガス」の生産に成功したことで「中東に対する米国の関心は中長期的に低くなる」と指摘。

いずれも的を得た指摘だ。人材確保とエネルギー資源の確保と長期的な視点で、しっかりと、とらえるのがことが大事だし、多くの日本人は、このことを冷静に理解している。

東日本大震災と福島の事故と大きな局面があったせいか、思考停止か、 黄色信号はわかっていても、対応できない日本。そのなかの敦賀と、大局的にみて、どうあるべきか、まさに今、踊り場であることは確かだ。
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