知事の原子力規制委員会批判と、もんじゅへのエール
Date:2013-11-26(Tue)

せっかくの紅葉となった街路樹が、昨日の南風に舞っていた。ただ、これからは北風に、身が縮む思いをする日が多くなる時季でもある。

「夕食は鍋」。食材の買い物をしながら、こんな会話をする機会が増えてきた。「内側から体を温めたい」という思いが自然と強くなる。

おでん、寄せ鍋、水炊きに熱燗と。鍋料理を家族で囲めば食は進む。お腹いっぱいになって体が温まれば、不思議と気持ちも前向きにといきたい。昨日の西川知事の記者会見はそんなエールを含んだものだった。

西川知事は定例記者会見で、原子力規制委員会が敦賀の破砕帯問題で「もっと速やかに審査すべき。スケジュールをはっきりした上で進めなければ、事業者はいつ何をどうしたらいいのか分からない」と批判し、判断過程の透明性を確保するべきだとした。もっとも妥当な立地地域の声でもある。

また、規制委の島崎委員長代理と関係学会から推薦を受けた4人の有識者が敷地内の破砕帯を調査する手法については「独立した総合的な別の組織で調査や研究をしなければ、確信を持った十分な議論はできない」と。これも妥当な意見だ。

今日の26、27日には原子力規制庁の職員が未公開のまま論点整理のため敦賀の現地確認する。

また、「もんじゅ」について、「限られたエネルギー資源を有効に使うだけでなく原発から出る放射性廃棄物の毒性を減らす研究もできるという2つの役割を粘り強く説明するべきだ」と述べて、もんじゅの研究の重要性を国民に理解してもらうべきだという考えを示した。

その上で西川知事は、「今後、国がもんじゅを運転させる目的を明らかにすることで、事業者の日本原子力研究開発機構のモラルの向上などにもつながると思う」と述べて、もんじゅの位置づけを国のエネルギー基本計画で明確にするよう求めていく考えを改めて示した。これも長年の立地地域で苦労した自治体の長として重みのあるエールだ。
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