暮らしを守るための仕事と財政問題
Date:2013-12-02(Mon)

若狭町の三方湖では、冬の到来を告げる伝統の「たたき網漁」が始まった。湖面を竹竿でたたき、その振動で動きが鈍くなった魚を網に追い込む。1日は5隻の船が出て、コイやフナを水揚げするとか。ただ、漁業も高齢化が進んでいる。

農業、漁業という仕事の高齢化と減少は敦賀も同じだ。ハローワーク敦賀で最近、介護の仕事はいつでも求人がある。仕事のわりには、給料が安いので敬遠されているのか。

20年ほど前か、バブルの頃、「3K」という言葉をよく耳にした。若者が敬遠する職種を指す言葉。「きつい、汚い、危険」の三つのKを意味し、これに「給料が安い」「格好悪い」が加わり5Kとも言った記憶がある。

漁業、農業は、規模縮小と高齢化が加速しているが、介護の仕事のニーズは介護保険の整備と住民の高齢化と共に、増える一方だ。

ところで、先日、敦賀市の経済対策として、リホーム事業で多くの申し込みがあったものの、景気の影響や公共工事の減少は土木建設業にとっては打撃となっている。

全国的には、公共事業の需要自体は、今年に入り安倍政権の経済政策「アベノミクス」と災害復旧が重なり急増しているとか。この流れか、敦賀を仕事を求めて福島に行く方も多い。

いずれにしても、建設業も仕事の熟練度や体力が要求されるわりには、給与や日常的な仕事のなさも加わり、高齢化が進んでいるとか。

景気が悪くても、仕事がきつく、低賃金では若者が集まらない傾向が強い。例えば、建設業には経済合理性だけでは割り切れない側面もある。

大雪のとき、大規模な災害など、土地勘があり、重機の扱いにも慣れた地元業者の奮闘がなければ、早期の復旧・復興は望めない。

農林漁業、介護の福祉事業、建設業など「汗をかく仕事」と「給与」、市場原理だけで、地方の暮らしを守り抜くには、財政問題の限界がある。敦賀市立看護大学も看護師不足に悩む敦賀市の施策のひとつだが、財政問題と関わりは深い。

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