倍返しよりも協調と調和
Date:2013-12-12(Thr)

議会の一般質問は、今回19人。今日で終わる。私がしんがりを務めるが、質問そのものに傾向はあるものの、敦賀市の縮図ともいえ、多種多様。笙の川の安全確保、小中一貫教育、市営住宅のあり方、その跡地利用など、さまざまなだ。

ところで、池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」の単行本が世に出たのは2004年12月。それが9年後の今年テレビドラマになり、大ヒットした。

背景には父親の中小企業の苦しさ、日本を支えたものづくり、庶民の暮らしがある。 そこにはどうしても資金が必要になる。

主人公「半沢直樹」をズバッとタイトルにして脇役陣を戯画化し、劇中の「倍返し」は流行語大賞を受賞した。強気の言説は支持されやすい。慎重論は時に「弱腰」「敗北主義」のレッテルを貼られる。

深夜にも12月8日の太平洋戦争になだれ込む前の情報戦が描かれていた。真珠湾攻撃、その結果の惨状、米国の「倍返し」「10倍返し」それ以上ではなかったか。

南アフリカのマンデラ元大統領の訃報に接して「やり返さない勇気」を思い出した。長年にわたる人種間の対立と憎悪。大統領は訴えた。「今この国に必要なのは(白人に対する)リベンジではなく、許しと協調だ」 

安倍晋三政権が「エネルギー基本計画」の素案を提示し、安全性が確認された原子力発電を「重要なベース(基幹)電源である」と位置付けた。

福島の事故の後の、民主党政権が進めた「原発ゼロ」から1年、転換でもあるが、倍返しではなく、安全優先した現実を踏まえて、原子力発電の活用再開に取り組む姿勢を示したものとして評価したい。 

ただ、原子力発電所の新増設方針が明記されなかったのは残念だが、これも国民と市民の理解があっての計画だけに「倍返し」よりも調和と協調ではないか。現実にゆっくり進む原子力政策に敦賀市の苦難がある。
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