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公共交通対策も高齢者から・・
Date:2008-07-16(Wed)

原電敦賀1号機で原子炉の冷却水を循環させる再循環ポンプのシール水が増えたことにより、今日の夜、原子炉を手動で停止する。沸騰水型原子炉で、再循環ポンプは、原子炉の出力維持に、制御棒と同様、重要な機器であり、そのトラブルは、当然、停止にもつながる。これまでも何度か悩まされた個所だ。私が担当したのは、もう二十数年前のことだが、ポンプ技術者と原因追及に正月返上の頃を思い出す。この話をすると長くなるが、1号機の弱い部分でもあることも確かだ。

話を市政に転ずるが、西浦、東浦からの要望で多いのが、路線バスの高さだ。刀根、杉箸からの200円との違いは、そろそろ結論を出す時期に来ているのではないか。福鉄バスとコミュニティバスの違いと言ってしまえばそれまでだが、高齢者が増える西浦、東浦の700円を超える高さは、市立敦賀病院などの病院通いには往復だけにこたえる。

高齢者が増え、生活路線としての性格が濃くなる現状からは必要性が高まり、閉じこもりがちな高齢者に外出を促す効果にもつながる。私は、まず高齢者からでも、料金格差を解消してはどうかと考えている。長い目で見れば医療費軽減や介護予防にもつながることになる。

都会ではワンコイン(百円)の路線バスが人気だが、富山市の「おでかけ定期券」が好評だ。本年度の購入者は六月末までの三カ月間で、昨年度の実績を上回った。富山ライトレールも旧JR富山港線のLRT(次世代型路面電車)化でお年寄りの乗客が急増。公共交通の活性化策が高齢者の生活に好影響を与えたとの評価は高い。

もう少し調査すると、「おでかけ定期券」は市在住の65歳以上が対象。500円で定期券を購入し、降車時に定期券を見せると旧町村の各地と中心市街地、もしくは中心市街地間を結ぶバスを100円で乗ることができる。定期券発行は市町村合併前から始め、スタートした平成16年度は約1万3千人が購入した。18年度からは新市の全域が対象となり、2万人を突破。本年度は六月末までで2万4千人を超えたとか。昨年度を早くも超えたことになる。

増加の最大の理由は割安感にほかならない。この定期券を敦賀市に導入すれば、西浦、東浦の700円が100円。コミュニティバス200円を乗りついでの市民福祉会館への乗客も半額で済む。また、富山市では、4月から、65歳以上向けの交通ICカード「シルバーパスカ」を導入。日中はどの区間でも本来の運賃の半額である百円で乗れるようにし、高齢者への優遇策を図っている。

市の公共交通活性化の取り組みは、高齢化によってマイカーが運転できなくなる市民が増加しても、暮らしやすい街を維持していくのが目的の一つとか。

敦賀市も周辺地域で限界集落が現実となりつつある現在、料金の格差、集落維持も含め、市内共通の高齢者優遇策を打ち出す時期に来ているともいえる。公共交通対策で1億円を超える現在、さらに増やすのにも限界がある。どう財源を見つけ出すか、それでも料金格差にも結論を出す時期に来ていることは確かだ。
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