ため息が出るほど難しい介護行政
Date:2014-01-15(Wed)

都知事選挙は細川氏の出馬表明で脱原発が焦点になりそうだ。マスコミは関心のないことは取り上げない風潮が気になる。桝添氏が語る介護は、ほとんど話題にならないが、急速に高齢化が進む東京都ほど深刻だ。

法律でも特定秘密保護法は話題に昨年、話題になったが社会保障改革は二の次。社会保障費が増え続ける中、来年度は支出の効率化という言葉が適切かわからないが、介護の利用者負担が増す。

介護保険制度では高齢者の増加に伴って、介護保険財政は厳しくなることは必定だ。2000年4月に始まった介護保険制度は度々法律が変わり、サービスを受ける高齢者や、保険料を納付している国民に分かりにくいのが現状だ。議員になって勉強し、女房の両親など身近な課題として受け止めても分かりにくい。

ヘルパーのサービスも何ができて、何ができないのかは、実際にサービス利用者になって説明を受けるまで分からない。また現状でも自治体や事業者によって微妙に解釈が違い、サービスに差がある。例えば「日常生活を営むために最低限必要な範囲」と規定されていて、玄関は範囲外にあたるため掃除できないという解釈が一般的だ。

結局あいまいな表現は、各自治体で判断するしかない。「地域包括ケアシステム」の構築と言葉でいうのは簡単だが、施設ではなく、住み慣れた自宅で介護を受けながら天寿を全うできる仕組みをつくろうという流れだ。ここで問題になっているのが、「要支援」対象者を介護保険給付から外すことは、結局、介護者を増やすことにもなる。

利用者からすると、徐々に財源が縮小され、サービスが低下している。現在は国が一定のルールをつくり、市町村が運営している介護保険制度だが、要支援対象者に対する支援策は市町村が独自に決められるようになり、地域格差が生じる。

敦賀市は財政余力の関係で、高齢者に優しい街とも思うが、財政の状況によっては十分なサービスを提供できない可能性も予想される。

もうひとつは、人材確保だ。敦賀ハローワークでは必ず介護職はみつかる。それだけ現場を担う職員の離職率の高さも課題だ。仕事の負担と給料とのギャップも大きい。介護現場の実態は、高齢化と共にもっと深刻となる。ため息が出るほど難しい課題だ。
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