見通せることの大事さ
Date:2014-01-17(Fri)

作家の水上勉さんの作品は重たいが読み出すとはまる。読みごたえのある作品に長編「故郷」がある。米国の日本料理店で成功し、永住権を得ている夫婦が30年ぶりに帰国。老後を妻の故郷の自然豊かな若狭で暮らすのはどうか、思い迷う物語である。

「飢餓海峡」に代表されるように、過疎や貧困にあえぐ人々の姿を描き、豊かさを追う戦後の高度成長に警鐘を鳴らし続けた水上勉。その作品のルーツは自らの生い立ちにある。

水上さんの生家は嶺南の大飯郡本郷村(現・おおい町)の外れ。そのおおい町も、この過疎と貧困から抜け出して、原子力発電所共に歩んで40年近く、雇用、経済と豊かな自然と両立しながら、今日にいたっている。「仕事のあるありがたみを感じている」と地元の町会議員から伺ったことがある。

先日も原子力発電所の定期検査で民宿も年末、一息ついたとか。ただ、再稼働が原子力規制委員会の審査しだいで不透明。

それでも再稼働の動きが伝わると、時間がかかろうとも次の準備ができるとか。敦賀と同様に、また、それ以上に原子力発電所に左右される町だが、見通しがたつ、たたないとの違いをあらためて感じた。見通しがたたないだけに敦賀市の来年度予算の経済対策も、税収の減と共に、四苦八苦しているようだ。

ところで、インフルエンザが県内で流行期に入り、15日までに嶺南で敦賀の北小学校など2つの学校で、学年閉鎖や学級閉鎖の措置がとられたとか。県によると、1月5日までの1週間に、県内32の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は47人でひとつの医療機関あたり1.47人。

流行の目安とされる「1」を超えていて、インフルエンザの流行期に入ったとか。マスクの着用や手洗い、うがいなどの対策を徹底が肝心。

インフルエンザの流行と寒さで見通しがたつだけに、しっかり対策をしよう。




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