八木社長の懸念
Date:2014-01-29(Wed)

雪のない冬はいい。青空が広がった冬晴れの朝、野坂山の雪の薄化粧も美しい。一方、今朝は荒れ模様。

NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主題歌「雨のち晴レルヤ」。「突然 偶然 それとも必然/始まりは気付かぬうちに」。男性フォークデュオ「ゆず」が歌う。

先週、ドラマは主人公め以子と悠太郎の祝言がめでたく行われた後、父親の正蔵が「ごちそうさんな人生やなぁ」の言葉を残して他界した。大往生だ。人生は山あり谷あり、大河の如くだ。

天候が急変する日本海特有の冬の気候、四国育ちの私にはしばらく厳しかった。当初は30分以内でスキー場に行ける嬉しさもあったが、56豪雪の雪下ろしに閉口した。湿った重い雪も経験してはじめてわかった。

それでも月日の積み重ねはいい。そんな体験も重なり朝や昼、テレビから流れる歌声に共感を覚え、またドラマの行方にも興味を持つ。

ところで、関西電力の八木誠社長は美浜町で昨日、原子力発電を「基盤となる重要なベース電源」と位置付けたエネルギー基本計画案を政府が修正することについて「原子力が大切な電源という趣旨がきちっと織り込められるような表現にしてほしい」と述べた。

私も同感だ。福島の事故以降、敦賀市も美浜町も国のエネルギー政策に翻弄されてきた。敦賀市には美浜発電所に勤務する方も多く、作業員もホテルなど多く宿泊する。それだけに、美浜発電所の動向も敦賀市は密接に関係している。

世論調査も原子力発電にはまだまだ厳しい。だが、国の貿易赤字は広がるばかりだ。与党も世論に敏感なのはわかるが、将来の国のあり方を考えれば、今の世論が正しいとは限らない。

電力改革の大きな流れは変わらないとしても、原子力発電の重要性は変わらないはずだが、どうも政府は、ふらふらとしている。それも2月9日投開票の東京都知事選まで基本計画の議論はできないとか、どこか理解に苦しむ。

「涙の河も 海へと帰る/誰の心も 雨のち晴レルヤ」。寒の時季も残り1週間。エネルギー基本計画も大きな大河で考え、「雨雪のち晴レルヤ」の精神で乗り切ってほしい。
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