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リスクを知った財政運営と優先順位・・・。
Date:2008-07-21(Mon)

敦賀の夏本番だ。カンカン照りの日差しと、敦賀湾の静かの海、敦賀の大きな魅力だ。三連休とも重なって、朝から京阪神、中京からの車が、松原、西浦方面などに、一挙に増える。自転車を走らせると、車の多さとスピードが怖い。あらためて敦賀は夏型観光だと実感する。

・・・敦賀港カッターレースと海洋少年団・・・・

川崎・松栄岸壁で、第13回敦賀港カッターレース。敦賀の夏の風物詩としてほぼ定着。市内外の46チームが小型のカッター(救命艇)に8名乗り込んで、400メートルのタイムを競う。市議会チームとして参加。

確か参加チームは、最大で60チームと、今年の46チームはなぜか寂しい。運営から企画、準備まで、大変な作業だ。現在小学生から高校生まで10人の海洋少年団、何とか維持してほしい団体のひとつだ。

昔は、海と港に面する地域では、憧れの団体の一つだった。カッター練習、ロープワーク、手旗信号と、海に関することを、一通り学ぶ。海は怖いということから学ぶ、それが団員の絆となる。

・・・・中越沖地震の復興と復旧・・・・・

怖さ、リスクと言えば、昨年の今頃の最大の話題は、新潟県中越沖地震。先週の16日でちょうど一年だ。柏崎・刈羽原子力発電所の変圧器火災の放映は、今も目に焼き付いている。100万キロワット7基は、復旧に向けて着実に点検と耐震化を行っている。

発電所もそうだが、柏崎の街そのものも復旧に余念がない。震度6強に襲われた柏崎では、14人が命を落とし、1118棟の建物が全壊。報道では、仮設住宅には6月末時点で、758世帯2033人が暮らしている。昨秋のピーク時と比べても、まだ8割近くが仮設暮らしを余儀なくされている。

ここで、復旧に向けてのドラマが展開された。ふだんはライバル同士の自動車メーカー社員らが油まみれになりながら、完全復旧を果たした。自動車部品メーカー「リケン」の柏崎市の工場でに、全国の自動車各社の設備技術者650人が集合。それも手弁当で。それだけ国内シェア5割を占めるリケン製のピストンリングなどの部品が、必要不可欠であることを示す。

リケンはピストンリングの製造法で世界各国の特許を取るなど、技術力の高さで知られる。大手の系列に属さない独立系のため、国内外のメーカーが競うように部品供給を受けた。工場や子会社が柏崎市内に集中していたことで、被災による生産停止の影響が一気に広がったが、この業界の一体感は、日本を支える原動力といっても過言ではないだろう。その後も工場の着実に耐震化を進めている。

まだ目途はたっていないが、発電所も復旧に向け動き始めている。商店街も「まだまだっ!柏崎」と書かれたオレンジ色ののぼりを立てて頑張っている。柏崎はこんなものじゃないぞ。そんな思いが込められたのぼりだ。そんな彼らのことをまだまだ忘れてはならない。

・・・・・柏崎に学ぶ災害と復旧・・・・・

ここまで書きすすめたのも、柏崎は、災害、復興、復旧で何が大事かを示している。柏崎市は、人口規模、原子力発電所、産業と敦賀市との共通点は大きい。柏崎を学ぶことは、敦賀の将来に何が必要か、が、自ずと見えてくる。

福井新聞嶺南版で昨日「赤レンガ倉庫」が取り上げられていたが、保存のために数億かけて耐震化することは大事だろうが、優先順位がある。まずは小中学校の耐震化だ。県内では敦賀は学校の耐震化が進んだほうだが、赤レンガ倉庫よりは優先されるべき課題だ。防災無線でも、復旧過程出で、ローカルFMに果たした役割は大きい。柏崎の財政と経済を支えているのは、発電所と先ほどのリケンなどの工業だ。その産業の復興は、今、柏崎を支えている。観光業に力を入れてはいたが、これはいまだに復興の目途がたたない。観光事業の難しさだ。

海洋少年団に話を戻すが、危険やリスクを知ること、海では無駄は許されない。敦賀は災害にあったことはほとんどない。かつての神戸もそうだった。備えあれば憂いなしだ。限られた財源をいかに使うか、リスクを知った財政運営と優先順位は、必要だ。
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