活断層問題と時間
Date:2014-02-13(Thr)

雪道の歩き方というのがちゃんとある。敦賀でもそうだ北海道の氷点下ならなおさらだ。四国出身の私に「歩幅は小さく、足の裏全体を地面につけて」と転びにくい歩き方を伝授してくれた札幌の友人がいた。

雪国で氷点下で育った友人にすればどうということもない積雪。雪に右往左往する都会の映像を見て「東京はすぐこれだから」と、私も日常会話で言っている自分に敦賀での月日を感じた。

人とモノが集まる東京の活動が滞れば地方への物流にも影響が出る。東京都知事選の投票率が46.14%と低調だった一因に雪の影響も否定できまい。投票終了を4時間も繰り上げた地域があったとか。

ここまで書き進めたのも、関西電力の大飯発電所の断層について、原子力規制委員会は、活断層などではなく「将来動く可能性はない」という専門家の評価結果をはじめて了承したことだ。

12日の規制委員会の会合では、判断の根拠について、田中俊一委員長は「大変難しい判断を迫られる中、きちんと調査が行われ、結論に至っている」と述べ、専門家会議の評価結果を了承し、規制委員会の結論とした。

規制委員会の全国7つ原子力発電所の活断層問題で「動く可能性はない」と結論づけたのは大飯発電所がはじめてであり、一つ一つ、難しいのは分かるが、時間がかかりすぎ、それも学者の判断もまちまちの中でようやくまっとうな結論という印象は否めない。

かつて、原子力安全委員会が積み上げた耐震の学者の排除から始まった活断層の判断に無理はなかったのか。耐震指針の見直し、地震の教訓など積み上げたものが、科学や技術の世界でも重要なはず、原子力発電所の耐震という安全第一の世界でやっとまともな判断がされたと思う。安全第一だが、貿易収支、経常収支と、国の富が時間で失われている現実も直視すべきだ。

敦賀2号も科学的に公平に迅速に判断をしてもらいたい。
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