花火大会と今年度予算案
Date:2014-02-22(Sat)
平成26年度の敦賀市の予算案が公表された。予算と人事はみると、市長の方針が言葉ではなく、正直な姿勢としてあぶり出される。

原子力発電所の長期停止に悩む敦賀市にあって、その悩みがあぶり出されているのが、今年度予算と私は受け止めた。社会保障費用の増大と市税の減収をどうおりあいを就けるか、観光をみればよく理解できると、教わったことがある。

昨夏は規模を縮小して開かれた敦賀市の花火大会が、今夏は元に戻り、「日本海側最大級」の打ち上げ花火1万3千発が復活することになった。

昨年度予算では、原子力発電所の長期停止に伴う収入減から各事業で適正化を図る仕分けを実施。打ち上げ本数は3千発少ない1万発に減った。

ところが、舞鶴若狭自動車道の全線開通を見据え、観光PRにつなげるのが目的で、花火の打ち上げ費用の補助金について前年度比1150万円増の2500万円を新年度予算案に盛り込んだ。福祉や子育てなど、予算削減があり、一方で、復活するという、ちぐはぐな予算編成ではないか。 

確かに1万3千発だった一昨年は約21万5千人の見物客が訪れたが、昨年は翌日が休日だったにもかかわらず、約19万8千人に減った。敦賀市を訪れる観光客数も新快速開通の最高の年間200万人から減少傾向が続いている。

私も、市民ら「時間が短く迫力に欠ける」と不評の声を多く伺った。「財政事情から我慢してほしい」と答えたのが、昨年の話だ。それが今年になって、舞鶴若狹自動車道の開通で復活、一方で、我慢、一方で復活、正直、ちぐはぐだ。

それなら来年度はまた縮小できるのか、まだその答えはない。市民から「誰のためのとうろう流しと花火大会か」との疑問の声も多い。

観光客がこの日、敦賀市では年間を通して一番多い。それだけに浜茶屋をはじめ市内に落ちる金も多い。一面、市の職員の総動員、ごみの量も最も多くなる。活気がある敦賀市はいいが、予算で左右される花火大会も疑問だ。
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