事故による避難施設の公表
Date:2014-02-28(Fri)

先日の敦賀市も含めた福井県の微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が上がり、外出を控えるよう県が注意喚起した。正直、どう行動してよいか、ほとんどわからず、無視状態ではなかったか。

ところで、昔、三重県四日市市は高度成長時代の深刻な大気汚染を克服したか、講演で伺ったことがある。

企業、行政、市民が協力しあっての時間と労力を掛けた取り組みが身を結んだ。四日市市は、その経験を生かし、中国天津市と長年にわたって研修生の交流を続けている。中国政府も対策を打ち出しているが、電力関係者に伺うと、火力発電所の大半が、公害防止対策などなく、まだ始まったばかりとも、時間がかかる。

ところで、福井県は26日、原子力発電所の重大事故による奈良県に避難する敦賀市、兵庫県に避難する小浜市と高浜、おおい、若狭町の施設が決まったと発表した。

原子力発電所の重大事故に備えた住民の避難先について、半径30キロ圏に入る県内12市町に関して、県内外の避難先となる自治体、施設は全て決定。対象となる県民は約33万8千人規模、施設数は1029カ所となった。

30キロ圏に入るのは嶺南の敦賀市など、全6市町と、嶺北の福井、鯖江、越前市と南越前、越前、池田町と広範囲だ。実際に重大事故が起きた場合、どこに逃げるかは各市町長が最終判断する。

避難施設は学校や公民館、図書館などの公共施設。県内の避難先は12市町に446カ所を確保した。県外避難先は石川県の3市136カ所、兵庫県の22市町200カ所、奈良県の4市247カ所の計583カ所となった。県は昨年7月に策定した広域避難要綱を年度内に改定する方針。

関係市町はその後、住民避難計画などを策定または改定する。交通標語に「あせらず、あわてず、あてにせず」という「三つのあ」がある。福島の事故から来月11日でまる3年。避難の教訓はあまりに多く、福井県に当てはめるには時間と労力が必要に思う。

「あせらず、あわてず」と思う反面、「あてにせず」とならないように、常に審議過程と決まった経緯と結論などを丁寧に説明する必要がある。
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