目が離せないウクライナ事情
Date:2014-03-02(Sun)

朝のトップニュースで、ロシアのプーチン大統領は昨日、上院に対し、ウクライナ領内で軍事力を行使することを提案し全会一致で可決したとか。地理的にもロシアの脇腹のような位置にある。 ウクライナの紛争が日本の株価や円の動向にも影響いている。

ウクライナは日本には意外と知られていないが、農業大国であり原子力大国でもある。

私も2度ほど事故を起こしたチェルノブイリ発電所を訪れ、滞在にすると1ヶ月くらいになり、首都キエフにも10日ほどいたように記憶する。1986年チェルノブイリ事故後の日本にも参考になるエネルギー政策や原子力があり、敦賀とも側面的に関係するとみている。

ウクライナの国土は広く、日本の1.6倍(60.4万km2)に達する。人口は日本の35%(4500万人)だが、面積、人口とも東欧ではロシアに次いでおり、東欧における地域大国だ。

ウクライナはヨーロッパの穀倉地帯(麦類)としても知られる農業国。石炭や金属鉱物資源にも恵まれ、石炭の生産量は世界シェア1.2%であり、世界第10位前後に位置する。

意外にウクライナは原子力大国で世界第7位の発電量を誇る。ウランの埋蔵量も多い。稼働中の発電用原子炉は15基ある。2010年時点で総発電量の48.1%を原子力発電で賄っており、原子力発電は最大の電力源である。

チェルノブイリ事故の影響も大きかったが、それでも現実的な選択として、原子力に依存し、2030年までには倍増するとの計画もあり、ロシアの電力事情とも密接に関係している。

それだけに今回の紛争は、報道されるよりも、もっとドロドロした事情があり、ロシアは、どちらかというと悪者のようになっているが、それでも介入せざるを得ない事情があると、私はみている。

エネルギーは、国の経済など国力とも密接に関係し、それが戦争や紛争の要因ともなることが多い。どう展開するか、目がはなせない。
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