「他山の石」
Date:2014-05-10(Sat)

敦賀にとって、フェリーの運航は大事な事業だ。北海道と結んだ航路、どれだけの荷物、乗客を運んだか。その運航で事業者は利益も大事だが、何よりも安全を最優先に取り組んでいる。

救命いかだの点検、貨物の積載の確認と、日頃から見えないところも安全確認は仕事の中に組み込まれている。

その想像を超えた、ずさんさと無責任の連鎖。韓国・珍島(チンド)沖の旅客船沈没事故。信じられないような事実が次々と明らかになっている。 

甲板の救命いかだはほぼ全て使用不能。「動かず待機して」。そう船内放送したまま、船長や船員は乗客を置き去りにし、船を脱出。海には海の常識がある。弱い者から救出して船長、乗組員は最後の最後だ。

大西洋で沈んだタイタニックも、多くの修学旅行の生徒をなくした紫雲丸も、事故の責任は免れないものの、乗客の命を救うのに懸命だったことは、あとで明らかになっている。

命を守るべき船長らが子どもたちを死に追いやったいえる。転覆の原因となった貨物の過積載は常態化し、危険な運航を続けていた。過積載で死者・不明者300人余の悲劇、安全性の欠陥を見逃し、迅速な救助ができなかった海運行政の罪も重い。 

「他山の石」という言葉がある、韓国のことと受け止めず、事故の原因は国際的にも公開と、対策は水平展開が原則。どんな仕事も安全第一、最優先。事故は複合など、この沈没事故の教訓はあまりにも大きい。

一人一人が自分の仕事をしっかりやる。それがどんなに大事か、自らの戒めも込めて。「今日もご安全に! 」
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