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敦賀の政治課題の市民感覚と成熟度
Date:2008-07-31(Thr)

景気の先行きが不透明なこともあって、敦賀そのものも、何人かの方と話しても将来に対する悲観論が支配的だ。少子高齢化、人口減少、物価高、原油高と私も悲観論、課題を多く取り上げるが、一方で、熟成の域と考えを切り替えもしたい。従来の施設や道路敷設から医療、介護、年金と生活に直結する課題に関心が移り始め、それも税金という使い方と生活という視点で、政治を考えているのだ。

県レベルでは、象徴的な出来事が昨年の滋賀県の新幹線新駅問題、東国原知事の活躍、そして今年の大阪府の橋下改革、涙ながらの改革精神が府民に受けている。ばら撒き、ハコモノ政治から財政再建、ソフト、制度充実の知事、市長の人気が高い。それも滋賀、大阪、宮崎と西日本に集まる。

中央でも福田政権は支持率が悪いが、年金問題、後期高齢化問題と生活に直結する課題をあげて民主党は効果をあげている。ガソリン問題もわかりやすい。

敦賀市のきらめき温泉リラ・ポートの議会での否決も、経費節減というわかりやすい理由での議会での否決が、市民の評価も高い。私が接する限り、市民の反応も良い。税金と生活、施設利用と税金と、格好の題材だった。

新幹線問題も、私は、30年後、50年後でも大きな意味での北陸新幹線、敦賀駅終着はメリットが大きいと思っている。しかし、敦賀市民の反応は「いらない」と明確に答える方が多い。反対理由は、北陸まわりで東京に行こうとする敦賀市民がいるかと、財源の市民負担と明確だ。JR敦賀駅舎は、改築賛成、反対が半々だ。賛成理由は敦賀の顔という市民も多い。反対理由は、JR駅になぜ市税投入を行うのか、改築して観光客が来るのかと、双方ともに理由は明確だ。

リラ・ポートの指定管理者否決、新幹線問題、JR敦賀駅舎改築問題、いずれの課題も、共通するのが、市税の使い方、財源問題と市民の反応もわかりやすくなっている。国の問題でありながらガソリン税問題の市民の関心が高かった。多くの市民がスタンドのガソリン価格に敏感になり、言葉が適切かどうかは別にして、政治という息吹を感じているように思う。政治のあり方が個人の財布に直結するとの感覚を持ち始めている。

後期高齢者医療保険や年金問題など個人の生活に直結するお金を巡る政策論争に関心が深い。その流れがリラ・ポートとみてもよい。市民の財布の中に政治との絡みを感じているようだ。新幹線問題、JR敦賀駅舎改築問題の重要判断を伴う政策の優先順位も、市民の多くが税金という観点でとらえていることを肌で感じる。

年金、後期高齢者医療制度の国の課題から、新幹線問題、JR敦賀駅舎改築、リラポート否決の敦賀の課題と、違うようだが、市民の政治意識は共通している。少子高齢化・人口減少と流れが敦賀も変わり、市民の財布と政治課題が直結すると気付き始め、その感覚で政治課題をとらえている。

冒頭に書いた悲観論とも共通するが、市民感覚はむしろ税金を通して成熟とみるべきではないか。動いていないようでいて実は敦賀も動いている。だが成熟の姿が捉えにくいだけではないか。そんな思いをする。

細かい問題かもしれないが、昨年度より金額面で棚上げとなっている防災無線敷設問題もデジタル化の2011年7月を前に、コスト、公平性、確実性の観点で、決断を下すべき時期にきている。何よりも流れは、税金をどう有効に使うか、費用対効果など市民の目は厳しい。わかりにくい防災無線の政治課題も、非常時に防災放送がならなくなる3年後、わかりやすく説明がつく判断が重要だ。この大きな流れで判断すると、JR駅舎改築もバリヤフリー、リニューアルが妥当とも感じる。

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