拉致問題、ご家族にはもう時間がない。
Date:2014-05-30(Fri)

北朝鮮による拉致問題をめぐり、昨日夕方の安倍首相は拉致した可能性がある全ての日本人を対象に北朝鮮が全面調査を行うと約束したことを明らかにした。楽観視するつもりはないが、ご家族にすれば、もうこれが最後の期待とも受け止める。

小浜市の地村夫妻が帰国して12年、あまりにも長い時間が過ぎた。敦賀の特定失踪者としてあげられている山下貢さんお母さんきよ子さんも90歳を越えている。若狭町の宮内さんにしても健康問題など厳しい状況が続いている。

ここまで至った経緯は安部政権の粘り強い水面下の交渉の結果と評価する一方、北朝鮮内の経済状況が危機的状況にあることを物語っている。食糧や石油がなく外貨が入ってこない現状をすぐにでも打開したことは確かだ。

経済事情だけでなく2つの外交的戦略がある。日朝協議を進展させることで米国を6カ国協議に引っ張り出すことと、現在、関係が最悪な中国や韓国に対する牽制とも受けとれ、金正恩政権の約束した調査をいい加減にやってつまずくこともできないため、ゼロ回答はなく、何人かの生存者を出してくる可能性が高いと思う。

いずれにしても進展は評価できるが、すべては結果であり、粘り強い交渉と結果を期待したい。
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