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署名もむなしく、サンピア入札不成立
Date:2008-08-02(Sat)

昨日午後2時半ごろ、敦賀市総務部総務課のある担当に電話をかける。答えは「入札不成立・・・・・。」と寂しい声が伝わってきた。この3月にも倉敷、佐世保、なにわのサンピアの各施設が閉鎖されている。容赦がない。

年金福祉施設などの整理・合理化の一環として売却される敦賀市の健康福祉センター「ウェルサンピア敦賀」の建物と敷地について昨日、東京で入札が行われた。しかし、応札者が現れず、入札は不成立。最低価格6億8000万円で一般競争入札において参加者がなかった。

水面下の情報では、地元の事業者が入るのではとか、うわさは流れたが、この急速な原油高、景気の悪化、さらに駅前のホテル進出とあまりにも悪い材料が、ここ数カ月続いていた。心配が現実になった。

売却手続きにあたっている「年金・健康保険福祉施設整理機構」に連絡してもネットを見てほしいとか、ほとんど応じてもらえなかった。機構の入札結果一覧をネットで見る。新潟厚生年金会館が昨日落札、その下の欄の敦賀はむなしく横棒が並ぶ。

ウェルサンピア敦賀をめぐっては存続を求める市民の声は、施設利用者でつくる団体などが3万7000人余りの署名を集めて、敦賀市に提出していた。最低売却価格は6億8000万円で、7月18日まで入札を受け付けたが、応札がなかった。このため昨日、東京都内で行われる予定だった一般競争入札は成立しなかった。再入札のスケジュールは決まっていない。再入札に当たって最低売却価格は再度、鑑定評価する、としている。

建設以来、私もよく利用した。温水プールが運動公園にない頃、何度も利用した。敷地約2万1600平方メートル、今も、屋内スケート場や屋外プール、さらに銭湯まで登場。複合宿泊施設で市民の利用客も多い。今日もある労組の大会で挨拶もする。中でもスケート場は日本スケート連盟が北陸で唯一、公式リンク。

売却後も施設機能が継続されるよう、敦賀市は、署名と議会決議を受けて、スケート場継続を条件に落札者への固定資産税の免除、補助金支出などの支援策を検討した。応分の負担も市長は考えていたようで、残念でならない。

再入札して、不成立の場合は、あっさりと冷たく閉鎖。職員の57人も解雇と冷たい。それだけRFOは冷たく、あっさりしている。職員は大半が敦賀市民だ。次の雇用はといってもそう簡単にあるものではない。あまりにも冷たすぎる。

一方、これだけの施設、「敦賀市で何とか持てないか」という声も多いが、私は、行政が簡単に引き受けられるものではないと考えている。きらめき温泉リラ・ポートの約1億円で四苦八苦している現状から、赤字施設をこれ以上、増やすことはできない。この責任は、となるが、それはすべて国の年金運営にある。

福田康夫首相は、昨日、「安心実現内閣」と評した。「国民目線」とか、メールマガジンで「幸せを実感できるように」と、無味乾燥な耳触りのいい言葉が並ぶ。先に社会保障分野の緊急対策「五つの安心プラン」の安心も言葉はいい。昨日の記者会見でも「高齢者が安心して暮らせる社会の構築」「誰でも医療を受けられる社会・・・」など、「安心」とうたうのも国民の間に年金や医療、雇用などで不安が広がっている。「安心して暮らすことができ、幸せを実感できる日本を・・・・」。ついこの間まで、そんな社会だったようにも思うが、随分遠くなった。

財政は大赤字で、国は来年度も社会保障費の伸びを2200億円圧縮するという。どんなやり繰りで手当てするのやら。首相は内閣を改造した。私には、昨日のRFOのサンピア敦賀の入札不成立と、福田内閣改造が重なって見えてならない。国の無責任が地方の黒字の役に立っている厚生年金施設までつぶそうとしている。

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