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105年を迎えた老舗が店を閉めた。
Date:2014-07-14(Mon)

JR敦賀駅からわずか3分、創業105年を迎えた老舗の店が6月30日をもって店を閉めた。

雑誌などでよく取り上げられた人気の店でもあった。店内はテーブルと小上がりがあり、まさに昭和を感じさせる懐かしい店でもあった。なかでも名物「元祖カレーそば」、「元祖カレーうどん」は、昭和の味、青ネギとうどんの辛味が絶妙で好きだった。

私が20代の頃、はじめて訪れた頃は、国鉄の職員が休み明けか、朝からコップ酒を片手に楽しそうに飲む常連も多かった。

国鉄の街「敦賀」を裏で支える存在であったように思う。昨日、敦賀の戦没者追悼式で店主が「原子力発電の影響は大きかった」としみじみと語った。観光のあり方を求めて、ある副知事もよく訪れていた。

国鉄の街から原子力の街へ、お客の層は変わるが、市民にとっては懐かしい、あって当然の店でもあるだけに、時代の流れ、そして福島の影響と、何かさみしいものを感じる。

この駅前商店街で、かつて笙の川沿い、木崎通り、駅前と時代に合わせて移転した店も今年始め閉じた。原子力発電所の長期停止は、飲食店などサービス業の売上に即座に影響した。

ところで、舞鶴若狭自動車道が今月20日、全線で開通するのを前に、雨の中にも関わらず、敦賀市の長谷から衣掛大橋までの約5キロの区間には4800人ほどが参加。一方、この工事もほぼ完了し、愛知、富山といった県外ナンバーの作業員も少なくなった。駅前のホテルも減少ぎみとか。

また、昨日、北陸新幹線の金沢ー敦賀間の建設ルートが国際的に貴重な湿地の保護を定めた「ラムサール条約」に登録されている敦賀市の中池見湿地を通る問題で、生態系への影響などを評価する検討委員会が敦賀市で開かれ、周辺の水質調査の結果などが示された。年度末には最終報告がなされる。切れ目ない公共工事は、今の敦賀には必要だ。

敦賀のこれからの活気、雇用とひとつの節目の日でもあった。まずは原子力発電所の再稼働で活気を、そして舞鶴若狭自動車道、新幹線と、交流人口を増やし、冒頭の店の再開と、元気な敦賀を、雨空でカッターレースの練習を見守りながら思った複雑な日曜だった。
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