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人口減少と墓地の無縁仏
Date:2014-08-09(Sat)

関西電力・美浜原子力発電所で、11人が死傷したうち5人が命を落としている。蒸気噴出事故から、今日で10年となる。10年前の夕方、けたたましくサイレンを鳴らして市立敦賀病院に行く救急車に遭遇したのを昨日のように覚えている。

事故を忘れないために、発電所の敷地に建てられた石碑の前で、幹部社員ら50人とともに事故が起きた午後3時22分に合わせて黙とうした、と報じられた。

事故の教訓は重い。原子力発電所の安全性を考える上で、けっして風化させてはならない教訓である。エネルギー問題と安全性、原子力発電所と安全性は切っても切れない課題だ。発展させると、昨日のイラクの空爆にもつながる。

ところで、風化という観点で、地方都市の敦賀市の空き家の増加、墓地の無縁化も進んでいる。

なかでも、お盆を前にして墓地問題は複雑だ。一方、都会では人口急増期の住民の高齢化が進み、近い将来、一時的に墓地不足が見込まれる。

並行して墓地の無縁化も目立つように。私の父の眠る金沢のお寺では、一定の条件下で無縁仏として整理が始まった。

祖先祭祀を原理とした家や共同体が死者を埋蔵し供養すること墓地行政が成り立ってきた。

さまざまな場面で顕在化する継承者不明そして無縁化と現実は人口減少と密接に関係しているようにも思う。

人口構造の変化に加え、伝統的共同体、文化の衰退、価値観の変化も反映しているとも感じる。

政府は来年度の概算要求基準で地方活性化、人口減対策に最大4兆円規模の特別枠を設けた。地方都市の人口問題は、誰もが経験しなかっただけに、墓地の無線仏への対応と、現実を踏まえたことが必要になる。



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